2014年6月3日火曜日

むかしぼくはみじめだった

ハンバートハンバートの新譜「むかしぼくはみじめだった」、これ、かなりいいです。

良い歌多いなーと思って聴いていた。よくよく聴くと、ちょっと笑えないような歌詞が多い。

「ぼくのお日さま」はコミュニケーションの下手な人の悲しさを歌う。
「ぶらんぶらん」は浮気相手と町を出て行く歌。
「くもの糸」は地獄。まわりがパッと明るくなって、その後、暗闇が来た。近くに川が流れてる。目が慣れてくるとわかった。ここは地獄だ。という内容。すぐに思い出したのは、高田渡の「こいつは墓場にならなくちゃ」。これも自分が地獄にいるという歌で、歌詞の内容がわかりにくい。作詞はニカノール・パラさん。だれだろう?これは、「渡」というCDで聴けます。ちなみに鈴木慶一プロデュース。他に「仕事さがし」「夕暮れ」など名曲多し。
あと、「まぶしい人」ってのは、どうにも追い越せない人に対するあこがれと、それゆえに否定する気持ちとまぜまぜになった複雑な心境。でも夢では友達になってる。この感じ、良い。

この人達、ちょっといろいろ聴いてみたい。アメリカやケルト風のトラッドの影響を受けているみたいで、ギターやフィドルなど、いい音。


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