2015年6月28日日曜日

「レイニーブルー」と「あほに産んでくれてありがとう」

昨日は道頓堀ZAZAでババロワーズの「ショートショート・カタログ 〜レイニーブルーの巻〜」を観劇。

「ひったくり!!!」
「愛哀傘」
「スク水ガールズ」
「レインダンス」
「ため息の妖精」
「マリッジ・ブルーブルーブルー」
の6編。

一番めの「ひったくり!!!」から笑った。セリフがなく、ひったくりとその被害にあった人がバッグを奪いあうだけなのだが、笑った。またオチがアホすぎてよかった。

「スク水ガールズ」も、中学生への悪意と愛に満ちた眼差しで作られている。
「レインダンス」は楽しくも切ないダンス。

最後は吉本新喜劇風の少し長めのお芝居。元結婚詐欺師とバツイチの女性の結婚式前のドタバタ劇。普通に楽しめた。お父さんが花紀京に見えてきた。

ババロワーズ、また観に行きたい。面白いぞ!

終演後、ご飯を食べてから新聞女へ。Akira×Akiraの昭和歌謡ライブ。
副題が「お母さん、あほに産んでくれてありがとう!」。
Akiraさん、もうすぐお母さんになる。この副題はお母さんに対してなのか、それともこれから生まれてくる子供目線なのか?

いつも通り、快調に飛ばす。戦前戦後の昭和歌謡を、途中におっさん達をイジりながら。
メドレーも盛り上がった。AmとDmとE7でできている曲をワンコーラスずつ歌っていくというもの。おっさんキラーな選曲。でも60歳以上限定???。
「ミネソタの卵売り」ではみんなでニワトリの真似をさせられる。いい歳したおっさん達が「コッコッコッコッコケッコー!」と叫んでいる。

いやー、濃い1日でした。
アホになった気がします。

2015年6月26日金曜日

30GP

30GPって何?
これは「火曜日の劇場」の30×30(30分の演目で見学者の投票で多いものが勝ち!)で勝ち残った劇団が、勝ち抜き戦で戦うというものです。

今日観に行ってたのは、第3試合「匿名劇壇 VS 月曜劇団」
4月に月曜劇団の「大の大人の人」を観て非常に面白かった。
ということはもう一回観たいのである。それを叶えてくれたのが今日の第3試合。

まず初めに「匿名劇壇」の「リーディングハイ」。
若い人の劇団ですが、やはり勝ち抜いてきただけあって面白かった。大学生の2人が恋に落ち、結婚し子供ができ、奥さんが亡くなって、というちょっと切ない物語。
2人が知り合って意気投合していくところなど、すごくよかった。
それも文系の言葉で、文学的にしているところなど、にくい感じ。
最後に子供(女の子)と亡くなった奥さんの関係性など、もうちょっとわからせてほしかった。でも好演でありました。

次。「月曜劇団」の「大の大人の人」。
今日の目的はこれです。これをもう一回観たかったのです。
散ってしまった桜を見にきている結婚できない女と、そこに居合わせるリストラされた男の、何気ない(何気なくないかも)会話で構成されています。
前回にわからなかったところはなかったのですが、今回の再演を観て、魔人ハンターミツルギさんが言ってた「ビールもいいやつ、ドーナツもいいやつ、なのに一緒にするとダメなんだなー」というところ見届けました。この芝居の見どころの1つです。

もう1つ、好きなところがありました。
「大人になるって、ドングリを拾わないと決めること?それとも、ドングリを食べて生きて行く覚悟を決めること?」
ぐさっときましたね。前はただ笑ってただけだったのですが、今、身にしみてきています。
近々決めないといけないことになる重大な事なのですが、芝居の中では普通に笑えました。
深刻なことに思われがちなのですが、みんなが笑えて自分もなんとなく生けてる選択が良いのだと思います。

クライマックスで、女は両手を頭の上で合わして「人」という字を作ります。男は「大」の字をやらされ、2人で「大人」となります。
「人」は自分だけで自立しているもの、と発見しつつも、人との関係がなくしては「人」ではないということに至ります。

こう書くと感動のクライマックスかと思いきや、「大」を「犬」にしてバカバカしく終わります。

バカな話と中年の人達に共感するような切ない話を織り交ぜて、「切ないな」と思った瞬間、内容のないことで笑わせるという高等な手段を駆使しています。

バトルの結果は10対23(だったかな?)で「月曜劇団」の勝ち。
やっぱり長くやってきたところは強い。

いやー、面白かったです。



2015年6月23日火曜日

ミツかね堂 with バナナ部

「ミツかね堂」とは?

ふくいあかねさん(劇研嘘つき)と旦那の魔人ハンターミツルギさん(劇団超人予備校)の朗読ユニットです。ミツルギさん作の童話を朗読します。

それにくっついて「バナナ部」も。これは清家比斗美さんと僕の音楽ユニット。

小松「世間の荒波を渡りきる武器をもってないよなー」
清家「バナナの皮は武器になるんですよ。戦闘のときにバナナの皮を撒いて相手をこけさせたりするんですよ。」
小「じゃあ、バナナの皮同盟を作ろう!」
清「バナナ部がいいです。」
小「・・・・・うん。そうしよう。。。」

で、バナナ部になりました。
武器はアンデス25Fとメロディオン(ヤマハでいうところのピアニカ)とギター。
アンデス25Fとメロディオンということで、鈴木楽器LOVEです。バナナ色のアンデス、プレゼントしてくれないかな。

「ミツかね堂 with バナナ部」の話があったのは、当時同じ職場に勤務していたあかねさんが「伴奏つきの朗読をやりたい!」と言いだして、昼休憩に盛り上がったのが始めだった。清家さんの演奏は聴いていたと思うけど、僕はギターをあかねさんに聴かせたことが無いにもかかわらず、伴奏を依頼された。大丈夫なのか???

そこから待つこと2年。いや3年かな?その辺はよくわからない。もう、その話は「なかったこと」にしていた時、夜中2時頃、友人宅で飲んだくれていた時にメールが入った。
「朗読やります。ユニット名はミツかね堂。どうだい?」

そこからトントン拍子に話が進み、2013年夏頃(9月だったかな)、無国籍料理Aggiにて、投げ銭ライブ。台風の日にもかかわらず満席でした。

2014年、2015年は、尾松由紀さん(超人予備校)、もりたみえさん、あぼともこさん(超人予備校)の三人のお芝居ユニット「おまもりともこ」のイベントやら、「よみラジの時間4周年記念ライブ」などに、ミツかね堂 with バナナ部で出演させてもらっています。

その「ミツかね堂 with バナナ部」、この夏はなんと、天王寺動物園に進出です!!!
超人予備校の劇もあるかもしれないよ。というか、ありますよ。たぶん、ね。
7月20日(月)13:30/15:30
8月 2日(日)13:30/15:30
8月29日(土)13:30/15:30
(場所は追ってご連絡します。)
メジャーデビューする感じですね。あくまでもイメージですが。

あと、8月23日は劇団「楽市楽座」のゲストとしても出演します。
お楽しみに!

2015年6月21日日曜日

リュートとサーランギー

リュートを弾いてきました。
場所は此花区のモトタバコヤ。


サーランギー奏者の大久保達郎さんと対バンでした。うーん。対バンっていっていいのかな。

大久保さんとは初対面でしたが、すごく感じのいい方で、いつもテンパってしまう僕でも落ち着いて演奏できました。

サーランギーという楽器、なんとガット弦を張っていました。僕のリュートもガット弦。
それに初めて知ったのですが、指の腹ではなく背の方で弦にさわって音程を変化させてました。インドの楽器はいろいろ西洋と違うな。

ボディにはヤギ皮が張られていて、その「ヤギ皮」に魔人ハンターミツルギさんが反応していました。(今年の超人予備校本公演は「おやすみラムチョップ」。羊とヤギがテーマです。)

いろいろと、なんとなくリンクしているものです。

 


1部と2部を完全に分けてしまう心づもりで行ったのですが、大久保さんの提案で「まぜてやりましょう」ということに。

1部は各々のソロ。
僕が演奏したのは、
Marco dall'Aquilla      「Ricercar」
Francesco da Milano   「Fantasia(Ness #40)」
Francesco Spinacino   「Ricercar」
Luis Milan                   「Fantasia 10」
(追記:1曲忘れてました。Robert de Visee  「Prelude Cm」)
その間に大久保さんがソロをがっつりと。曲名はわからないけど、自作曲も入っていてすごくいい感じ。普段は2時間ぐらい弾き続けるらしい。

2部は2人で3曲。大久保さんに僕が絡んでいく感じで。
1曲目、Gのインプロヴィゼーション。
2曲目、大久保さんにタイコで入ってもらって、
Joanambrosio Dalza    「Calata alla spagnola ditto terzetti」
3曲目、Dのインプロヴィゼーション。

インプロは慣れていないので上手く合わせられたかどうかわからないけど、面白かったな。
普段「異種コラボは意味ない」と言ってるのにどういうことや、と怒られそうですが、弾いている方は楽しいのです。そういうもんですよ。

クロエさんにも入ってもらったらよかったかな、と思いつつ、帰宅しました。
クロエさんは「うたかた珈琲」をやっていて、7弦バスギター奏者&歌手なのです。

また今度やりましょう。







2015年6月18日木曜日

無駄に歌が上手いヒデオさん

ちょっと前にツイッターを見てた。
ムジカジャポニカにNEWDAYと浦朋恵バンドが出てる!

NEWDAYはこの前解散したSAKEROCKのハマケンがトロンボーン吹いてるのと、前から好きなサックスの中尾勘二がドラム叩いてるっていう、よくわからないバンド。CD1枚持ってる。深夜食堂の鈴木常吉の「ぜいご」のプロデュースが中尾勘二。これはいいバンド。

浦朋恵は大学も同じ、珍しいバリトンサックス吹き。
音凪で一回観たけど、すごくよかった。

あー。観たかったなー。。。

ツイッターをよく見ると、「無駄に歌の上手いヒデオさんが、」って書かれてたので笑った。クスミヒデオさんがこの時の浦朋恵バンドでギター担当だ。「黒の舟歌」を歌ったって書かれてた。

笑ったけど、クスミヒデオさんの歌の上手さ(もひとつ、ギターも上手い!)は、この前のイベント「サンキューサンキュー」で確認済み。

「無駄に」ってとこをどう捉えるかやけどね。
僕は、これを書いた人はクスミヒデオさんを好きなのだな、と思った。
「無駄に歌が上手い」って、バンドでギター担当のヒデオさんがどんだけレベル高いねん、ってことですよ。
このライブに必要な技術を超えてたということですね。本当に歌上手い!ギターも上手い!
でも、やっぱり主役を立ててるってことなんでしょう。
もひとつ言うと、僕と同じ和歌山出身ですよ!!!(すんません。とりみだしました。。。)

このライブに必要な技術以上のことをやってたんでしょうねー。でも笑かしてたんでしょうね。たぶん。

今日、「サンキューサンキュー」の打ち上げで、クスミさんはプロレスの話をミツルギさんと熱く語ってた。
おもしろいな。

写真は6月7日「サンキューサンキュー」のクスミさん。

2015年6月8日月曜日

サンキューサンキュー終了しました

6月7日(日)、おまもりともこプレゼンツ「サンキューサンキュー」に出演してきました。
来ていただいたみなさま、ありがとうございました。

魔人ハンターミツルギ作・演出・朗読の童話と、歌のクスミヒデオさん、そして、お芝居のおまもりともこ。今回はゲストに渡辺展子さん。これもミツルギさん作・演出。




1組目は、ミツかね堂 with バナナ同好会(今回、部員の清家さんが出演できず、1人になったので同好会に降格)。
「ペンギンは空をめざす」の第2話と第3話。
朗読のふくいあかねさんと魔人ハンターミツルギさんはすごいなあ。初演にしてはまずまずの出来だったのでは?
バナナ同好会の方は、短期間で選曲と編曲だったので「どうなるかなー?」と思ってましたが、選曲は良かったかなと自分では思ってる。でも演奏では反省点だらけ。やはり1人になると無理がありますね。またバナナ部に昇格して、新編曲でどこかで再演すると思います。

2組目はクスミヒデオさんの歌です。
これは本当によかった!イベントに出てるとこんないいことがあるんだな。
歌だけでなく、ホーミーもできる。ミツルギさんが階段脇で聴きながらホーミーの口をしていたらしい。
クスミさんも僕と同じ和歌山出身。楽屋では和歌山ネタを話せて面白かった。
また、コード進行のこととかいろいろ教えてもらってありがとうございました。

3組目はおまもりともこ+渡辺展子さんの「山姉妹」。
稽古を何回か見ていたけど、演出で間をとったり、テンポをよくしたりすることで、「笑い」にもっていけるんですね。かなり笑いがおこってた。
3人の芝居って難しそう、と思ってたけど、テンポよく作れるんですね。面白かったです。
芝居の途中の音楽、転換時の音楽はあぼともこさん選曲、編集。いつも思けど良いセンスですねー。またチラシとパンフレットも良い仕事です!

最後はキャンディーズの「年下の男の子」をみんなで踊って終了。
踊らされるとは思ってなかったけど、こっそり練習するのは面白かったな。

ミツルギさんは進行役もやってて大忙し。でも階段脇に引っ込んだ時、本番を観てて一番楽しそうだった。自己実現できてる感じ。
自分もまわりの人も幸せにできる、日本では数少ない人の1人です。