2019年4月26日金曜日

大阪中世まつり

大阪中世まつりが始まりますな。


この上の絵、有名なデュファイとバンショワが描かれた絵を元に、バンショワの場所がブリス先生になってます。大阪中世まつりでも講師をされるNさんが描いたもの。細かいところまで描いていて、それでいて自分の個性もちゃんと出ていてすごいですね。

オリジナルはこれです(下) ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

今回は、この絵の左の人、ギヨーム・デュファイの特集です。
僕は世俗歌曲コースだけなのですが、4曲もある。
だいぶん前から楽譜は公開されてたし、まだまだ時間あるわー、って思ってたらもう明日ですよ。どうすんのや!

大阪中世まつりに全力で臨むため、2日前から奴隷仕事を休みにしました。まあその時点で奴隷じゃないんですけどね。奴隷以下です。うはは。

4曲のうちの1曲、「C'est bien raison de devoir essoucher」。

これ、印象に残る曲なんすよね。いきなり不完全音符3つから始まる。いきなりヘミオラなんですよ。
コントラテノールを見てたけど、とにかく面白い。で、録音を聴くと5度違いでめっちゃ速い。
あー、こりゃコントラテノールは無理やな。試しにテノールを見てみたら割と弾けるし、理解もしやすい。これはテノールしか無理やなー。

他の3曲もいい曲ばかり。
でも4曲も、3日(というか2日と1時間)で仕上がるのかなー?
あー、がんばるしかないかー。ふぁいと〜。

2019年4月25日木曜日

デュファイと中世リュート

中世音楽実践コースでやってる曲、ギヨーム・デュファイ作曲の「Halas ma dame par amours」。
中世リュートでコントラテノールパートの担当。

この写真の手前の楽譜、トランスクリプション楽譜というそうですが、後ろの写本の楽譜を読みやすいように、でも情報の漏れがないように書き直したものです。(まだ歌詞を書き入れていませんが。。。)
これがちょっと読みにくい。五線にC音の位置が書いてあるのですが、慣れているト音、へ音記号での音の並びじゃないので、それが何の音なのかすぐにわからない。

読みづらいのでこれらをさらにタブラチュア譜になおしてました。でもムジカフィクタで半音変わるところを間違ってたりすると、それを気づかずに弾いてしまったりするのですよ。修正も2つやらなあかんし、結構面倒くさい。
結局、タブラチュアは作らずに直接見るのがいいみたい。
ちょっと慣れてきたかな。

あと、中世リュートを鳥の羽ではじくのが結構やりづらいな。いい音するんやけどな。



こんな感じで弾きたいよな。
大阪中世まつりの準備(譜読み)せな。怒涛の10連休がすぐそこ。

2019年4月22日月曜日

おはなしえん特別編

中世読譜講座と中世音楽実践クラスと大阪中世まつりとおはなしえんの稽古で頭がぐちゃぐちゃになりそうな4月。重なるときは重なるんですね。でも嫌な仕事が重なるんでないから、まあいいや。

で、「おはなしえん」の宣伝です。
2015年7月から始まった「おはなしえん」ですが、2017年からゴールデンウィークに特別編が加わりました。そのときにやっているお芝居はそのままで、朗読だけが第1話をやります。それと野外の多目的広場なので、結構暑いです。マイクを使ってやるので「ゴールデンウィークのイベント感」がすごいです。

ちょっと今までの特別編を振り返ってみましょう。

2017年「タヌキのはやし」

今となっては超予備のレアキャラ鉄平さんがアライグマ役ででています。リハーサルでマイクを壊して怒られます。ピンマイクなんてなかなか壊れないと思いますが、トラブルを呼ぶ男、鉄平さんらしいです。

2018年「怪傑コアラマン」

コアラマン役は山名さん。この前からやっている春編でジワジワと人気が上がってきて、ここでピークを迎えます。子供からコアラのマーチをカツアゲされたりしてさらに人気を不動のものにしました。駅で「あっ、コアラマンや!」と子供から指さされることもあるとか。

朗読は「ペンギンは空をめざす」の第1話をやります。
フンボルトペンギンのテンちゃんが、アオサギのハルカから自由を教えられて、通天閣とハルカスを目指して飛ぶ修行に出るというお話です。修行というのはちょっと違うな。ふらふらと脱走します。


2017、2018年では縮小版でやっていましたが、今回はオリジナル版でやります。今回の見どころですね。この前久しぶりにやってみたらいろいろと忘れてましたね。曲の入るタイミングとか、どこまで曲を引っ張るかなど。

あと、バナナンボのあぼともこがアンデス25Fを手に入れました。なのでバナナンボはアンデス2台使いの豪華版となります。お楽しみに!

みなさん、ゴールデンウィーク(5月5日)は天王寺動物園で待ってますよ!

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☆5月5日(日)
「おはなしえん 特別編」
天王寺動物園・多目的広場
  入場無料(動物園への入場料¥500は必要です)  
  1回目:13時30分〜/2回目:15時30分〜  
  朗読:「ペンギンは空をめざす 第1話 テン」ミツかね堂/バナナンボ  
  お芝居:「世界ホニュウルイ選挙」劇団超人予備校

2019年4月9日火曜日

中世音楽実践


今年1月から、中世読譜講座に通っていましたが、遂にアンサンブルクラスに入りました。

メンバーはいろんな楽器を持って集まります。リコーダー、ゴシックハープ、フィドル、中世リュートなどです。いい感じ。僕はこういうことをやりたかったのだ。
歌の人が見学にきてました。歌が入るとさらに面白いやろなあ。

メンバーがそこそこ集まった時点で、グレゴリオ聖歌を歌うことからスタート。まあ、仏教でいうと御詠歌みたいなもんです。器楽奏者といえど、中世をやるからには聖歌を通らずに済ますことは不可能。ということで下手くそながら歌ってきました。まあ、これから慣れていくのかな?

まずは、読譜コースの初めにやった「Lamento di tristano」です。
ロンドン写本から。繰り返しのやり方を復習。

次に「Mariam matrem virginem」。これも読譜コースで少しやりました。ここまでは有名曲ですね。古楽をやってる人ならちょっとは聴いたことがあるかも。

課題曲はとりあえず、G.デュファイの2曲です。

「Helas et quand vous veray car bien scay」
(F-Pn nouvelles acquisitions françaises 6771, codex Reina, ff. 89v-90)



これは今回初めて見る写本ですね。


「Helas ma dame par amours」
GB-Ob MS. Canon. Misc. 213, codex Canonici, f33v)
こっちはいつものカノニッチ写本です。なんかおなじみになってきましたね。
この辺は結構読みやすいのです。まあ、綺麗に書かれてありますからね。でもムジカフィクタはまだ見落としがあるなー。

パート決めで、この2曲ではコントラテノール担当になりました。
合わせてみたけど、初めは人の音なんて聴けませんね。自分が落ちないようにするのが精一杯。がんばろうっと。