2018年2月15日木曜日

ルネッサーンス!

ルネサンスの音楽っていうとなかなかとっつきにくい。「中世・ルネサンス」というようによく一緒に書かれることもあるけど全然違います。
よく聴いているCDを紹介してみよう。

まず、オーケストラ・オブ・ルネサンス「Canticum Cantorum」。
「ソロモンの雅歌」に音楽が付けられています。モラーレス、ビクトリア、ゲレーロ、ビバンコなどスペインの作曲家のモテット集。合唱が中心なんですが、他の合唱グループと違ってコルネット、サクバット隊がいます。この形、すごく綺麗に響きますよね。歌をいい形で支えてる。楽器だけのトラックもありますよ。
このグループはスペインものの録音が多いな。レーベルもグロッサやし。

次も同じくスペインもの。ピッファロ「Los Ministriles」。
ピッファロはアメリカの木管楽器系アンサンブル。ルネサンス音楽を得意としている。もちろん古楽器です。
リード系の楽器がちょっとビービーいうので今のクラシックの音とかけ離れているように思ってなかなか馴染めないんですが、これは聴きやすいですね。ルネサンス音楽を初めて聴く人にもわかりやすいんじゃないかな。この時代のスペインの曲はメロディが聴きやすいものが多いように思う。
これが発売されてた当時、買おうと思ってもちょっと値段が高かったので、どうしようかな?と迷ってたら数年後に廉価版が出ました。僕はそっちを持ってるので、この写真とはジャケットが違います。やっぱりこの写真のジャケットの方がいいなー。

次もピッファロ「Canzoni e Dance」。
これはイタリアのルネサンス音楽集です。ダンス系の曲多し。初めて買ったピッファロがこれだったんですが、なかなか音に馴染めなくて長らく聴かずにほったらかしにしてました。改めて聴くといいですね。(これも廉価版を買いました。)

これもピッファロ「Trionfo d'Amore e della Morte」。
あ、合唱にコンコルド・アンサンブルが加わっています。
副題に「メディチ家の行列のためのフィレンツェの音楽」って書いてあるのかな。正直、内容はよくわからないんです。タイトルは「愛と死の勝利」。???。
よくわからないですが、内容(録音物)はいいです。合唱も入っていて、それがウインドアンサンブルといい絡み方をしています。最近はずっとこれ聴いてます。

やはりルネサンスもので忘れてはいけないのはデヴィッド・マンロウ。
「ネーデルラント楽派の音楽」。
これは前にこのブログで紹介してますね。(http://cphmn700.blogspot.jp/2016/12/blog-post.html

「ルネサンス・スペインの宮廷音楽」。
これは90年代に「デヴィッド・マンロウの芸術」というシリーズでバージンから出てた全集ものの第8集です。
ルネサンスはとっつきにくいと思ってたときにこれを聴いて、「ルネサンス、いいんじゃないの?」って考えを変えることができました。今じゃバロックよりルネサンスの方をよく聴きますね。

ルネサンス音楽は演奏するのは大変なハードルを越えないといけないですが、聴くのは簡単。でも最近はディスクが手に入りにくくなってるのかな。CDショップではほとんど見当たりません。というか古楽のコーナーの縮小がものすごい。90年代はタワーレコードでもクラシックコーナーの2列はあったのに今じゃ両手広げて収まるぐらいの棚にしかない。なんとかなりませんかねー?

2018年2月8日木曜日

珍味SP

珍味SPを観てきました。梅田のムジカジャポニカにて。

珍味スペシャルとは何かというと、ゴンチチのチチ松村さんが見つけた、変わったミュージシャン達を集めてのライブです。4回目らしいですが、こんなのやってるのを気づいたのが一昨年ぐらいかな。やっと来れました!

1番目は主催の良元優作さん。
 この人は関西フォークが好きだったおじさん達から人気があるね。昔のアメリカの曲に今の歌詞を乗せたり、曲の作り方も似ている。いい唄を歌うんです。彼は。
チチさんいわく「声がすごい、匂ってくる」って。

2番目は井上智恵さん。
ゴンチチのラジオ番組で紹介されてましたが、その前に一度見ているのを思い出した。一昨年だったかな?京都のゆすらごで亜熱帯トリオとして出ていましたね。カシオの昔のキーボードを弾く人です。昔のカシオトーンって安っぽい音やな、と思ってたけど、今聴くと印象が全然違いますね。なんか香辛料が効いてる感じ。それも辛い系じゃなくてシナモンとか、ちょっとびっくりする感じの。
NHK FMの「世界の快適音楽セレクション」で、亀松堂のコーナーで最近、人肌シンセ祭りっていうのをやってるけど、チチさんが井上さんに出会ってこの企画を始めたらしい。喫茶イノの店主でもある。一度行ってみたいな。

3番目は泊。
戦前の昭和歌謡風のオリジナルを歌うユニット。ボーカルの山田参助さんは漫画家でもある。ギターの武村篤彦さんの使用ギターはなんとナショナルギター。松下電器ではありませんよ。バタヤンが使ってたやつです。これがいい音するんですね。ソリッドのエレキギターなんですが、フルアコと呼ばれてるものに近い感じ。
今回は武村さんも歌う場面が多かったな。二人ともいい声してるんですよね。

休憩をはさんで、ゲストのチチ松村さん登場。
この人の歌はあんまり聴いた事がないけど温かみのある歌い方。選曲がいいですね。誰か知らない人の歌でした。

そのあと、全員出てきてセッションコーナー。セッションって言ったけど、この人達にセッションって言葉は合わないな。
良元さんや泊の曲を中心に、井上さんの曲も数曲。どれも、井上さんのカシオトーンのインパクトがすごかった。絶妙の音選びです。その音で変態フレーズですよ。コードに合っていないようで合っている。キワキワなずれ方。他のメンバーもそれをすんなり受け入れる。何やっても大丈夫。こんな事なかなかできないよ。ほんとに個性的すぎる。

最後は、チチさんが映画で使われてた曲に歌詞をつけたものを全員で。ザ・バンドの「ラストワルツ」を見てるようだったよ。感動的!

良元優作さんも泊もチチ松村さんもよかったけど、特筆すべきは井上智恵さんやな。変態すぎる。いや、誉めてるんですよ。ベタ褒めです。


2018年2月5日月曜日

ルネサンスギター(その2)

節分が終わりまして立春も過ぎたのに寒いですな。
肌着の上に長袖Tシャツ、その上にセーターを2枚着てもまだ寒い。
でもこの寒い時期は好きなんですよね。暖炉のある家に住んで、楽器をいじりたい。そんな日が来ないものですかね。

ルネサンスギターのことをいろいろ調べてる。
それで、昔買ってたけど全然読んでない「The Guitar and its Music」という本を読もう!と思ったけど、もう読まないと思って人にあげたのよね。

ジェームス・タイラーさんとポール・スパークスさんの共著。
あれ?ジェームス・テイラーってアメリカのシンガーソングライターと同じ名前?と思ったけどスペルが違いました。別人です。でも2人ともギターに関連してるんですね。こんなことって結構多い。名前に導かれるのかな。

人にあげたけど読みたい。それでネットをいろいろと探してたら、PDFになったものがあがってた。SCRIBDという文書共有サイト。最近はこんなのがあるんやな。1ヶ月のお試し期間があって、それを過ぎると月980円とられる。ちょっと見てみると高くて手のでないものがいっぱいある。ポウルトンのダウランド全集もここで見つけた。しばらく覗いてみよう。

で、ここでPDFをダウンロードして、ルネサンスギター(4コースギター)のところを読んでみる。とりあえずは今やろうとしているフランスのところを読む。英語なんで、なかなかすんなりとは読めない。内容は結構詳しく書いてある。当時は印刷・出版って特権なんですね。ル・ロワはロベール・バラールと一緒にその特権を得ていたそう。
その後、ぼちぼちとイギリス、スペイン、イタリアのところを読んでいる。他の本で知識があるところ(スペイン、フランス)はなんとなくわかるけど、イギリス、イタリアはわかりにくい。誰かに講義してほしいよ。

4コースギターって、上流階級からはあんまり注目されてなかったと言われてるけど、実はこっそりと流行ってたんとちゃうかな。フランスでいい曲集が出てるってことはおしゃれな楽器だったのかもね。

2018年1月16日火曜日

ルネサンスギター

お正月に広島の友人のとこに遊びに行った。
「もし邪魔にならないなら持って帰らない?」って言って渡されたのがルネサンスギター。ありがたくお借りして持って帰ることにした。
このルネサンスギター、4コースでウクレレと同じ調弦。早速、ネットでルネサンスギターの曲集を探して印刷。1550年ぐらいのル・ロワ作曲の曲集。

見つけたのはいいけど、A4横ぐらいのを見開きでPDFファイルにしてある。16世紀の他の曲集も結構横開きが多いな。まあ、それはわかりやすいんやけど印刷がやりにくい。1ページずつ切り抜いて印刷していく。あー、めんどくさい。でも、なんか嬉しいんだな、これが。

ルネサンスギターって気楽に触れる感じの楽器ではあるのだけど、この曲集を見てびっくり。内容ははるかに高度であって洗練された感じさえ受ける。

弾いていくと、なんとなく弾ける。簡単に弾ける曲も多いし、ラスゲアードっぽく弾いてみたり、いろいろと遊べる。同時代のリュート曲もいい曲が多いけど、こっちも面白いな。

ガリアルド、バスダンスとか舞曲がいい感じ。「シャンソン」と曲名が付いているものに好きな感じの曲が多い。

もっといろいろ弾いてみたい。

2018年1月15日月曜日

年始ライブなど

年始一発目のライブは尼崎の「とらのあな2」、日本酒を飲みながらのライブでした。
なかなかに寒い日で、すきま風の入るところでしたが、僕はお酒があるので大丈夫。割と飲んでから始めたのでまあ、普通に。
お酒は岐阜の「三千盛」。すっきり辛口です。

お客さんがビデオを撮ってくれました。

お店の人がライブを気に入ってくれて、日本酒を1本、振舞い酒にしてくれました。結構飲みましたよ。いや、ほんと。

今回はパーカッションの片彩眞璃さんがカホンで加わってくれました。シバイシマイという演劇ユニットの人ね。なかなかに勘のいい人で、また人の演奏をちゃんと聴いてくれる。
カホン、叩いてます。

片彩さんのシェーカーはバナナです!
それから、今回は出ていないけど、アッキーさんがパーカッションをどういう風にいれたらいいかとかいろいろ助言してくれた。僕が言っても伝わらないけど、アッキーさんが「こんな感じで」って説明すると、一発でOKになる。いやー、ほんま助かるわ。次回はアッキーさんも入れて4人体制のやつを4月にやりますよ。なんか僕以外、全員俳優さんや。おたのしみに。

次の日は無国籍料理Aggiで「ベベ展ワールド」。
べべちゃんこと渡辺展子さんの一人芝居イベントです。今回はゲストが豪華!
W2(ワンダツー)さんと、かんのとしこさんです。両方聴けて、お芝居もみられて1500円は安いなあ。

お芝居は魔人ハンターミツルギさん作・演出の「maimaigorogoro」です。
ファミリー向けに作ったって言ってましたが、こんなの今まで見たことない。かなり新しい形なんだと思います。カタツムリと雷のお話なんですが、なんか最後の方はじーんとしてしまうな。

すごーく良かった。今年も幸せなスタートです。

2018年1月4日木曜日

賀正(広島編)

大晦日から広島の友人宅へ。
広島フォーク村ってどこにあったんだろう?吉田拓郎がまだ平仮名の名前だったとき。

夕方に着いて、広電に乗って中心地へ。その日の目的はヲルガン座です。
去年の秋に梅田ムジカジャポニカで、「オルガン座の夜」を観ました。ゴトウイズミさんはじめ、ヲルガン座に出演している人たちのライブです。それが無茶苦茶良かったので、実際にヲルガン座を見てみたかったのです。

なかなかの狭さでした。カウンター席を抜けて、ステージ前へ行くと、無理やり2階席まで作ってあったり面白い作りです。
大晦日は17時から「紅白歌合戦」でした。お店のスタッフや広島のミュージシャンが昭和歌謡を順番に歌っていきます。こういうの、大阪のライブハウスでも結構やってるそう。なかなかの面白さでした。

元日は、宮島の厳島神社で初詣。毎年は家の近所の神社しか行かないので、急にメジャーデビューしたような気分です。
広電で宮島口まで行って、そこからフェリーで宮島に渡ります。
正月の景勝地は「男はつらいよ」感がありますね。どうしても拭いきれない昭和感。そういうところ、結構好きなんですけどね。
 

厳島神社でお参りのあとは、宮島内をぶらぶら。宮島ビールと棒状のてんぷら(練り物のやつ)と穴子まん、美味しい。

友人宅に戻ってから、彼の持っているリュートやギターをいっぱい触らせてもらう。プロでもこんだけもってないやろ、と思うぐらい古楽器だらけ。もうよだれが出そう。
今、あんまり使っていないというルネサンスギターを貸してもらったよ。やったー!
今年も新春からいい感じだぞ。

2018年1月3日水曜日

賀正(年末ライブ編)

あけましておめでとうございます。
年末のライブの熱気がまだ冷めないお正月です。

ということで、年末ライブのレポートです。
26日、あきたらずVol.3というイベントに急遽出ました。いつものとおり西原希蓉美さんの伴奏です。これは写真がありませんが、希蓉美さんのオリジナル曲を2曲演奏。かなり酔っ払ってから行ったけど、いい感じに弾けたかな。(写真いただきました!)

29日は、山口県の料理とお酒が楽しめる居酒屋ヤムヤム主催のライブです。
場所は船場センタービル10の地下1階にあるSEMBA10スペース、ヤムヤムと同じフロアです。


なんか緊張しましたね。最近の新曲も入れて全部で8曲、50分ぐらい。
ライブ後はヤムヤムで打ち上げ&忘年会。お酒とお料理、美味しくいただきました。

30日は、いよいよ新聞女ライブです。2017年の総仕上げ、みたいな感じになりました。超満員です。

前半がオリジナル曲とフォーク系の曲、後半が昭和歌謡です。

やりきった感じがしました。あ、ほんとはもう少しやりたかったんですけど、そういうことにしておきますね。

終演後はおとみさんの美味しいおでんを食べながら忘年会。
2日間ライブが続くのは結構しんどいなー、と思ったりしたのですが、やって良かったなー。2017年のベストライブと言ってもいいんとちゃうかな。

楽しくて刺激的な1年でした。