2018年2月26日月曜日

そろそろ

冬季オリンピックも終わりましたね。全然見てませんけどね。
冬眠の時期もそろそろ終わり。起き上がって活動しなくてはいけません。
なんか気の利いたことを書こうと思いましたが、それどころではありません。3月末から5月が結構忙しくなりそうです。というか準備段階で結構大変です。
以下、今後の予定ですよ。

☆3月21日(水・祝)「おはなしえん 春編」

天王寺動物園・展示室
入場無料(動物園への入場料¥500は必要です)
1回目:13時30分〜/2回目:15時30分〜
朗読:「ペンギンは空をめざす 第8話カラス」
    ミツかね堂/バナナンボ
お芝居:「かいけつコアラマン」
     劇団超人予備校/ジャニス/稲子












☆3月25日(日)
 「てんのうじワクワク仕事体験2018」(10時~16時
)
    https://mk-kai.wixsite.com/waku-waku2018
  「おはなしえん」が初めて動物園以外で登場します。出番は13時からです。
  天王寺区役所講堂スペース(3階)
  入場無料
  朗読:「ペンギンは空をめざす 第1話テン」ミツかね堂/バナナンボ
  お芝居:「かいけつコアラマン」劇団超人予備校/ジャニス/稲子

☆4月8日(日)ライブ「Glasses and the Beholder」

  オープン18:30~/スタート19:00~
  場所: かつおの遊び場
    ( 大阪府大阪市中央区宗右衛門町4−5宗右衛門町センタービル2F )
  料金: 2000円(1ドリンク込み)前売り当日共通
  出演:
   ・ルカズライオット(高橋明文/西村陽子)
   ・リリパットアーミーⅡギター部(野田晋市/うえだひろし/祖父江伸如)
   ・西原希蓉美とテアトロロマンチカ
     (西原希蓉美(満月動物園)/小松一也(バナナンボ)/
      片彩眞璃(シバイシマイ)/
      高橋明文
      (シアターシンクタンク万化/黒鉄ゾンビ/メカ万化/ルカズライオット))

☆4月22日(日)「おはなしえん 春編」
  天王寺動物園・展示室
  入場無料(動物園への入場料¥500は必要です)
  1回目:13時30分〜/2回目:15時30分〜
  朗読:「ペンギンは空をめざす 第8話カラス」ミツかね堂/バナナンボ
  お芝居:「かいけつコアラマン」劇団超人予備校/ジャニス/稲子

☆4月29日(日)ライブ@尼崎tora
  詳細未定
  出演:西原希蓉美とテアトロロマンチカ
     (西原希蓉美/片彩眞璃/高橋明文/小松一也)  他

☆5月6日(日)「おはなしえん 特別編」
天王寺動物園・野外ステージ
   (雨天の場合はレクチャールーム)
入場無料(動物園への入場料¥500は必要です)
1回目:13時30分〜/
2回目:15時30分〜
朗読:
「ペンギンは空をめざす 第1話テン」
  ミツかね堂/バナナンボ
お芝居:「かいけつコアラマン」
  劇団超人予備校/ジャニス/稲子




☆5月27日(日)「おはなしえん 春編」

天王寺動物園・展示室
入場無料(動物園への入場料¥500は必要です)
1回目:13時30分〜/
2回目:15時30分〜
朗読:
「ペンギンは空をめざす 第8話カラス」ミツかね堂/バナナンボ
お芝居:「かいけつコアラマン」
劇団超人予備校/ジャニス/稲子

2018年2月15日木曜日

ルネッサーンス!

ルネサンスの音楽っていうとなかなかとっつきにくい。「中世・ルネサンス」というようによく一緒に書かれることもあるけど全然違います。
よく聴いているCDを紹介してみよう。

まず、オーケストラ・オブ・ルネサンス「Canticum Cantorum」。
「ソロモンの雅歌」に音楽が付けられています。モラーレス、ビクトリア、ゲレーロ、ビバンコなどスペインの作曲家のモテット集。合唱が中心なんですが、他の合唱グループと違ってコルネット、サクバット隊がいます。この形、すごく綺麗に響きますよね。歌をいい形で支えてる。楽器だけのトラックもありますよ。
このグループはスペインものの録音が多いな。レーベルもグロッサやし。

次も同じくスペインもの。ピッファロ「Los Ministriles」。
ピッファロはアメリカの木管楽器系アンサンブル。ルネサンス音楽を得意としている。もちろん古楽器です。
リード系の楽器がちょっとビービーいうので今のクラシックの音とかけ離れているように思ってなかなか馴染めないんですが、これは聴きやすいですね。ルネサンス音楽を初めて聴く人にもわかりやすいんじゃないかな。この時代のスペインの曲はメロディが聴きやすいものが多いように思う。
これが発売されてた当時、買おうと思ってもちょっと値段が高かったので、どうしようかな?と迷ってたら数年後に廉価版が出ました。僕はそっちを持ってるので、この写真とはジャケットが違います。やっぱりこの写真のジャケットの方がいいなー。

次もピッファロ「Canzoni e Dance」。
これはイタリアのルネサンス音楽集です。ダンス系の曲多し。初めて買ったピッファロがこれだったんですが、なかなか音に馴染めなくて長らく聴かずにほったらかしにしてました。改めて聴くといいですね。(これも廉価版を買いました。)

これもピッファロ「Trionfo d'Amore e della Morte」。
あ、合唱にコンコルド・アンサンブルが加わっています。
副題に「メディチ家の行列のためのフィレンツェの音楽」って書いてあるのかな。正直、内容はよくわからないんです。タイトルは「愛と死の勝利」。???。
よくわからないですが、内容(録音物)はいいです。合唱も入っていて、それがウインドアンサンブルといい絡み方をしています。最近はずっとこれ聴いてます。

やはりルネサンスもので忘れてはいけないのはデヴィッド・マンロウ。
「ネーデルラント楽派の音楽」。
これは前にこのブログで紹介してますね。(http://cphmn700.blogspot.jp/2016/12/blog-post.html

「ルネサンス・スペインの宮廷音楽」。
これは90年代に「デヴィッド・マンロウの芸術」というシリーズでバージンから出てた全集ものの第8集です。
ルネサンスはとっつきにくいと思ってたときにこれを聴いて、「ルネサンス、いいんじゃないの?」って考えを変えることができました。今じゃバロックよりルネサンスの方をよく聴きますね。

ルネサンス音楽は演奏するのは大変なハードルを越えないといけないですが、聴くのは簡単。でも最近はディスクが手に入りにくくなってるのかな。CDショップではほとんど見当たりません。というか古楽のコーナーの縮小がものすごい。90年代はタワーレコードでもクラシックコーナーの2列はあったのに今じゃ両手広げて収まるぐらいの棚にしかない。なんとかなりませんかねー?

2018年2月8日木曜日

珍味SP

珍味SPを観てきました。梅田のムジカジャポニカにて。

珍味スペシャルとは何かというと、ゴンチチのチチ松村さんが見つけた、変わったミュージシャン達を集めてのライブです。4回目らしいですが、こんなのやってるのを気づいたのが一昨年ぐらいかな。やっと来れました!

1番目は主催の良元優作さん。
 この人は関西フォークが好きだったおじさん達から人気があるね。昔のアメリカの曲に今の歌詞を乗せたり、曲の作り方も似ている。いい唄を歌うんです。彼は。
チチさんいわく「声がすごい、匂ってくる」って。

2番目は井上智恵さん。
ゴンチチのラジオ番組で紹介されてましたが、その前に一度見ているのを思い出した。一昨年だったかな?京都のゆすらごで亜熱帯トリオとして出ていましたね。カシオの昔のキーボードを弾く人です。昔のカシオトーンって安っぽい音やな、と思ってたけど、今聴くと印象が全然違いますね。なんか香辛料が効いてる感じ。それも辛い系じゃなくてシナモンとか、ちょっとびっくりする感じの。
NHK FMの「世界の快適音楽セレクション」で、亀松堂のコーナーで最近、人肌シンセ祭りっていうのをやってるけど、チチさんが井上さんに出会ってこの企画を始めたらしい。喫茶イノの店主でもある。一度行ってみたいな。

3番目は泊。
戦前の昭和歌謡風のオリジナルを歌うユニット。ボーカルの山田参助さんは漫画家でもある。ギターの武村篤彦さんの使用ギターはなんとナショナルギター。松下電器ではありませんよ。バタヤンが使ってたやつです。これがいい音するんですね。ソリッドのエレキギターなんですが、フルアコと呼ばれてるものに近い感じ。
今回は武村さんも歌う場面が多かったな。二人ともいい声してるんですよね。

休憩をはさんで、ゲストのチチ松村さん登場。
この人の歌はあんまり聴いた事がないけど温かみのある歌い方。選曲がいいですね。誰か知らない人の歌でした。

そのあと、全員出てきてセッションコーナー。セッションって言ったけど、この人達にセッションって言葉は合わないな。
良元さんや泊の曲を中心に、井上さんの曲も数曲。どれも、井上さんのカシオトーンのインパクトがすごかった。絶妙の音選びです。その音で変態フレーズですよ。コードに合っていないようで合っている。キワキワなずれ方。他のメンバーもそれをすんなり受け入れる。何やっても大丈夫。こんな事なかなかできないよ。ほんとに個性的すぎる。

最後は、チチさんが映画で使われてた曲に歌詞をつけたものを全員で。ザ・バンドの「ラストワルツ」を見てるようだったよ。感動的!

良元優作さんも泊もチチ松村さんもよかったけど、特筆すべきは井上智恵さんやな。変態すぎる。いや、誉めてるんですよ。ベタ褒めです。


2018年2月5日月曜日

ルネサンスギター(その2)

節分が終わりまして立春も過ぎたのに寒いですな。
肌着の上に長袖Tシャツ、その上にセーターを2枚着てもまだ寒い。
でもこの寒い時期は好きなんですよね。暖炉のある家に住んで、楽器をいじりたい。そんな日が来ないものですかね。

ルネサンスギターのことをいろいろ調べてる。
それで、昔買ってたけど全然読んでない「The Guitar and its Music」という本を読もう!と思ったけど、もう読まないと思って人にあげたのよね。

ジェームス・タイラーさんとポール・スパークスさんの共著。
あれ?ジェームス・テイラーってアメリカのシンガーソングライターと同じ名前?と思ったけどスペルが違いました。別人です。でも2人ともギターに関連してるんですね。こんなことって結構多い。名前に導かれるのかな。

人にあげたけど読みたい。それでネットをいろいろと探してたら、PDFになったものがあがってた。SCRIBDという文書共有サイト。最近はこんなのがあるんやな。1ヶ月のお試し期間があって、それを過ぎると月980円とられる。ちょっと見てみると高くて手のでないものがいっぱいある。ポウルトンのダウランド全集もここで見つけた。しばらく覗いてみよう。

で、ここでPDFをダウンロードして、ルネサンスギター(4コースギター)のところを読んでみる。とりあえずは今やろうとしているフランスのところを読む。英語なんで、なかなかすんなりとは読めない。内容は結構詳しく書いてある。当時は印刷・出版って特権なんですね。ル・ロワはロベール・バラールと一緒にその特権を得ていたそう。
その後、ぼちぼちとイギリス、スペイン、イタリアのところを読んでいる。他の本で知識があるところ(スペイン、フランス)はなんとなくわかるけど、イギリス、イタリアはわかりにくい。誰かに講義してほしいよ。

4コースギターって、上流階級からはあんまり注目されてなかったと言われてるけど、実はこっそりと流行ってたんとちゃうかな。フランスでいい曲集が出てるってことはおしゃれな楽器だったのかもね。