ビーバー。前歯が2本出てる動物とちゃいますよ。
ハインリヒ・イグナツ・フランツ・フォン・ビーバー。17世紀のオーストリアのバイオリン奏者で作曲家。
有名な曲に「ロザリオのソナタ」があります。
変則調弦で有名な、あれですよ。
聴きたい聴きたいと思いながら、マンゼがCDを出した時に「よし、買おう!」と思ったにもかかわらず、値段に怯んでしまい、まだ買ってなかった(聴いてなかった)のです。
マンゼ盤は今、中古品しか出回っていないみたいで、それがまた高い!どうすんねん、って思ってたところに、レイチェル・ポッジャー盤が発売されているではありませんか!
マンゼも好きやけど、ポッジャーはもっと好き!(テレマンのファンタジア集は愛聴盤です)
で、手に入れました。最近、店舗ではCD買っても全然ポイントを倍にしてくれないタワーレコードオンラインで。ポイント10倍、ってのにつられたんやけど、Amazonも調べて売ってなかったからね。まあ、仕方なくタワーで、ですわ。タワーレコードの割高感、最近すごいのだ。
この頃の音楽界っていろいろ試してたんやねえ。まさかバイオリンで調弦変えてやってるやつなどないと思ってたよ。
リュートも17世紀にいろんな調弦が試されていたみたい。普通のルセサンス調弦から、バロック調弦っていわれるニ短調調弦までに行くあいだにどんなことやってたんやろか。ニ長調調弦ってたぶんやってたやろし、各弦の間が全音違いなんてのもあったみたい。
この「ロザリオのソナタ」での変則ぶりはどうなのか。こう弾きたいからってこんな調弦だったのか???
普通考える、4度、5度調弦以外に変な調弦がある。6度調弦が試されてるっぽいのが面白いな。
3度ー6度の感じをやりやすくしたのかな。
僕の友人のギタリストで7弦ギターを操る人がいる。その人も変則調弦。ギターがちゃんと弾けなくてその調弦を編み出した(変則は多岐にわたる)そうだが、その人の言うことをよく聞いてると、音楽的にこうしたい、ってのが先にあって、普通の調弦でやるのは難しいからそうなっていったらしい。
これって自然なことやなって、今はそう思う。
あ、このCDの感想やけど、当然よかったよ。ありきたりな感想ですんませんね。
みんなも買ってみたらいいと思うよ。
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