2016年2月21日日曜日

はなしたいことがまやほどある

本読みの遠足「はなしたいことがまやほどある」〜北新地から摩耶山へ〜というイベントの稽古中です。




おなじみ「本読みの時間」の変化球イベントとなっています。
お昼公演を北新地のバーでやり、摩耶山へ一緒に登り(ロープウエイです)、摩耶山で夕暮れ公演をするという、1日の移動が非常にタイトな公演です。

「アホやろ?」「馬鹿じゃないの?」と言ってるそこのアナタ。
笑いたければ笑うがいい!

そうです!アホになってる僕達が一番楽しいのです。
観に来てくれたら、ますます楽しくなります。
お客さんも十分楽しめる内容ですよ。ご心配なく。

しかし、いつもの「本読みの時間」とは何かが違う。乞うご期待!!!

(北新地公演はまだ若干入れます。摩耶山公演は詰めれば入れるかな?)

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雨天決行!

本読みの遠足
「はなしたいことがまやほどある」
北新地から摩耶山へ

2016年3月5日(土)

☆1 ランチタイム公演(北新地)
会場:bar F∀KE(フェイク)
06-6347-5573
北区曽根崎新地1-1-12 GOTS北新地ビル6号館 地下1階

11:00 開場
11:30 開演
12:30 終演予定
1800円(1ドリンク付)
ランチメニュー有(料金別)


☆2 一緒に遠足
14:30 摩耶ケーブル下集合
14:40 ケーブル発車
14:50 ロープウェイ発車
14:55 摩耶山頂 着
一旦解散 自由行動
遠足の参加は無料です。
ケーブルとロープウェイの乗車券は各自でお買い求めください。
往復でお買いになる方がお得です。
http://www.mayasan.jp/mayaviewterace/access.html


☆3 夕暮れ公演(摩耶山)
会場:monte702
078-882-3580
灘区摩耶山町2-2 摩耶ロープウェイ星の駅2階 摩耶ビューテラス702内
https://www.facebook.com/monte702/

15:45 受付
16:00 開演
17:00 終演予定
1800円(ドリンクバー付)
北新地公演参加は、受付時に500円返金特典有


【出演】
ミツかね堂と朗読するよ甲斐祐子
(魔人ハンターミツルギ&ふくいあかね)
バナナ部と合奏するよ内藤翔
(小松一也&清家比斗美)

構成:魔人ハンターミツルギ

*ご予約の際には、
お名前・ご予約人数・返信用アドレスと合わせて、
北新地(☆1)・遠足(☆2)・摩耶山(☆3)・全て参加、の中からご希望をお知らせください。
☆1〜3の単独参加も承ります。
お時間のご都合に合わせて、ご参加ください。

尚、
お席に限りがございます。
また、イベントの性質上、なるべくご予約くださいますようお願い申し上げます。

2016年2月19日金曜日

ビーバー

ビーバー。前歯が2本出てる動物とちゃいますよ。
ハインリヒ・イグナツ・フランツ・フォン・ビーバー。17世紀のオーストリアのバイオリン奏者で作曲家。

有名な曲に「ロザリオのソナタ」があります。
変則調弦で有名な、あれですよ。

聴きたい聴きたいと思いながら、マンゼがCDを出した時に「よし、買おう!」と思ったにもかかわらず、値段に怯んでしまい、まだ買ってなかった(聴いてなかった)のです。

マンゼ盤は今、中古品しか出回っていないみたいで、それがまた高い!どうすんねん、って思ってたところに、レイチェル・ポッジャー盤が発売されているではありませんか!

マンゼも好きやけど、ポッジャーはもっと好き!(テレマンのファンタジア集は愛聴盤です)

で、手に入れました。最近、店舗ではCD買っても全然ポイントを倍にしてくれないタワーレコードオンラインで。ポイント10倍、ってのにつられたんやけど、Amazonも調べて売ってなかったからね。まあ、仕方なくタワーで、ですわ。タワーレコードの割高感、最近すごいのだ。



この頃の音楽界っていろいろ試してたんやねえ。まさかバイオリンで調弦変えてやってるやつなどないと思ってたよ。

リュートも17世紀にいろんな調弦が試されていたみたい。普通のルセサンス調弦から、バロック調弦っていわれるニ短調調弦までに行くあいだにどんなことやってたんやろか。ニ長調調弦ってたぶんやってたやろし、各弦の間が全音違いなんてのもあったみたい。

この「ロザリオのソナタ」での変則ぶりはどうなのか。こう弾きたいからってこんな調弦だったのか???
普通考える、4度、5度調弦以外に変な調弦がある。6度調弦が試されてるっぽいのが面白いな。
3度ー6度の感じをやりやすくしたのかな。

僕の友人のギタリストで7弦ギターを操る人がいる。その人も変則調弦。ギターがちゃんと弾けなくてその調弦を編み出した(変則は多岐にわたる)そうだが、その人の言うことをよく聞いてると、音楽的にこうしたい、ってのが先にあって、普通の調弦でやるのは難しいからそうなっていったらしい。
これって自然なことやなって、今はそう思う。

あ、このCDの感想やけど、当然よかったよ。ありきたりな感想ですんませんね。
みんなも買ってみたらいいと思うよ。

2016年2月10日水曜日

サラリーマンのうた

仕事について考える。
なにをやれば仕事で、なにをやれば遊びなんだろう?

今、仕事らしいものをしていない。というかお金をもらえる仕事をしていないというべきか。活動はいろいろとしている。

年金の払いが大変で、それをこうすれば納めるお金が減りますよ(月50円減りますよ)という案内に、月50円ぐらい道で拾えるわ!みたいにSNSで毒づくと、「働きなさい」とか「ブラブラしてるのが悪いんですよ」とか忠告(?)が相次ぐ。

僕は悪いことしてるんですかね。
そうは思っていないのですけどね。

今思えば、サラリーマンっていうのはいい商売でしたね。長見順さんの「サラリーマンのうた」はいい曲です。「サラリーーーマンになったのね♪これからお金を稼ぐのね♪サラリーーーーマンはいい人だ♪いつでもお金を稼ぐのね♪」って歌ってた。

当時サラリーマンであった自分は泣いたものですよ。でもサラリーマンでない今も、その曲の良さがわかるんですよ。会社員ということで仕事が自分の考えるものではないのにお金は毎月入ってくるという至福の状態(?)と、たいして働かなくてもお金が入ってくるんやねーという痛烈な批判と、でも辛い思いもしてるんよー、というごちゃごちゃの感情を歌ったものです。長見順すごい!

サラリーマン時代と比べると、はるかに楽、いや面白いんですよね。面白いと思うことが採用されて形になっていくのって、こんな嬉しいことないんですよ。でもお金はもらえない。けど信用は得てるような気がするんです。

その証拠にいろんなものをもらってる。なんかもらいものばかりで暮らしているみたいやけど、お金じゃないだけで、それなりに報酬はもらえてるんですよねー。

お金中心に考えてると僕はかわいそうな人やけど、お金を離れると!?
考え方を変えてみるのもいいかもね。ニーチェ的にいうと「価値転換」ですよ。

サラリーマン時代は人を非難することはしなかったけど、今は普通に攻撃する。年上であろうと。自分と逆の考え方のやつには起き上がれないくらいにやっつける。それは僕の「愛」やと思うんやけど。どうかな。でも、同じくらいやっつけられてるからね。やってもいいと思うのだ。まあ、守るものないからかなー。

自分の意思で動く人はいいけど、会社がこうやから、世間がこうやから、仕方ないやんか、っていう人は滅んでほしい。
でも、そういう人がいるから面白い演劇や音楽があるのかもね。この辺難しいな。


2016年2月5日金曜日

水曜の朝、午前3時

節分もすんで、いよいよ春ですね。壬生寺節分会でお札売ってきましたよ。
普段財布の紐が硬そうな人も狂ったように買っていくので気持ちいいですよ。
みんな狂え狂え!普通でない人にも福が訪れますように。

ちょいと懐が春っぽくなったので、欲しかったCD買いました。
サイモン&ガーファンクル「水曜の朝、午前3時」。1964年作品。



ジャケットもいい感じ。
午前3時頃、目が覚めてしまって眠れないとNHK FMで「ラジオ深夜便」を聞きますよね?その感じがあってとてもいいのです。

これ、前から欲しくて欲しくてたまらなかったディスクですが、なんと全曲知ってました。あれ?高校ぐらいの時にラジオで全曲放送してたのを録音してたのかな。とにかく、全部懐かしい。

日本盤を買ってよかった。ポール・サイモンに宛てたアート・ガーファンクルの手紙がライナーノーツとして書かれている。ポール・サイモンの作詞/作曲能力を完全に理解して歌っているアート・ガーファンクルは当時学生だったのかな。なかなかいい手紙です。

当時気づいてなかったけど、ボブ・ディランの「時代は変る」のカバーも入ってる。
それに、ちょびっと古楽っぽい曲がある。「ベネディクトゥス」。誰の作曲なのか書かれていない。トラディショナルとなっているが、ルネサンス〜初期バロック時代にかかれたものだと思う。スカボロフェアなんかイギリスルネサンスの曲も後でやってるし、ポール・サイモンのネタ元は古楽にもあるようですな。誰か知ってたら原曲を教えてください。(ラッススの作だとする人もありますな)

このディスクでは、ドラムを加える前の「サウンド オブ サイレンス」が聴けますよ。シングル盤の「サウンド オブ サイレンス」は、この録音に、レコード会社が勝手にリズム隊をオーバーダビングして、当時の流行りだったフォークロック調に変更して売り出したものでした。

それを知らされていなかったポール・サイモンは街でたまたま聴いて激怒したとか。
でも大ヒットとなってよかったね。
大ヒットした「サウンド オブ サイレンス」「明日に架ける橋」のアルバムもいいけど、「水曜の朝、午前3時」が一番好きかな。