2016年6月6日月曜日

おまもりともこ寄席

無国籍料理Aggiにて「おまもりともこ寄席」を観てきました。
「おまもりともこ」はAggiのもりたみえさんと劇団超人予備校の尾松由紀さん、阿保知子さんの演劇ユニットです。2014年からやってるので、もう3年目になりますか。早いですねー。
いつもは魔人ハンターミツルギさん作のお芝居をやるのですが、今年は落語です。

初めの演目は「おまもりともこ」で、二人落語「天狗裁き」。うたた寝の夢の内容を教えろと言われても、見てない夢は教えられない、という問答が、おかみさんから始まって、奉行所へとエスカレートし、しまいに天狗にさらわれて同じことを聞かれる、という内容。
みえさんと尾松さんが交互に演じるが、途中で演じる登場人物が入れ替わったりして面白く聞かせる。登場人物の顔を描いた団扇を前に出しながら演じたりして、見ている方を混乱させないような心遣いも嬉しい。こんなやり方もあったんやなー。感心感心。
お囃子は阿保さんのピアニカと豊田くんの太鼓。これもなかなかいい感じでしたよ。チラシやパンフのイラスト、デザインも阿保さん。絵葉書の絵も。素敵すぎる。

2つ目は、クスミヒデオさんの浪曲弾き語り。エレキギターを弾きながら自作の浪曲を聞かせるというもの。これが最高に馬鹿馬鹿しくて大爆笑をさらっていった。内容はアントニオ猪木一家がブラジルに移民し、ブラジルで力道山に見出され日本でプロレスラーになるというサクセスストーリー。渋い声のクスミさんならでは。かなりネタとしても練られている。いつから温めていたのだろう。もっと聞きたい。


3つ目は、かんのとしこさんのアコーディオン演奏。こういう音楽が入ってホッとするとこも寄席ならではですね。かんのさんのアコーディオン、ミクロムスでは聞いたことあったけど、ほんとにいいですね。CD買いました。

4つ目は、魔人ハンターミツルギさんの落語。自作の「鏡」です。
あるとき洗面所の鏡に映る自分が話しかけてきて、今までうまくいかなかったことが好転していくというお話。しまいには妻までそれに気づいて、夫婦仲も良くなっていく。
ネタとしては今回のトップでしょう。さすが劇作家&落語作家です。月亭文都さんが演じたのは観ていたけど、作者本人のは初めてでした。

さて、大トリはナオユキさんのスタンダップコメディ。
いつもながらの小ネタ集ですが、今日はちょっと長め。初めは小さいころに親や学校の先生とした会話のネタだったが、だんだんと酔っ払いのおっさんネタに移って行く。酔っ払いをやらせたら、この人、最高に面白いね!また酔っ払いのスナックのママのところになると、スピードアップしてる。大爆笑でした。

今回の「おまもりともこ寄席」は豪華なゲストと、テレビはもちろん劇場でもなかなか観れない演目で、これを観た人だけが優越感に浸れるというちょっと得した気分になれるイベントでした。
いい日曜日でした。


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