「いい音楽というのは裏の情報が豊かなんですよね。その音楽が生まれたバックボーンやルーツを、この年になるとより一層強く感じるようになる。自分のオリジナルなんてどうでもいいと思うほどに。だから古い曲をカバーするのが好きなんです。知ってもらいたいんです、こんなにいい曲があるんだよって。」
細野晴臣のインタビューで言ってた言葉。
「いい音楽ってのは裏の情報が豊か」っていうのは本当によくわかるな。その人の音楽からは直接はわからなくても、そういう匂いがあると「いい」と思う。
昔の音楽を調べていると、新曲なんか作らなくてもいいやん、って思うことがよくある。いい音楽は腐るほどあるし、それが発酵して違う旨味を出しているものもすでにある。
ブログに自分の練習した内容をあげている人がよくいる。そんなの読んで人が面白いん?と懐疑的だった。下手に出て控えめに書いているけど、読む方はそうじゃなくて、なんで練習の多さや内容をそんなに自慢すんの?自分はそれを言うことによってちょっと上に出てるんやろ?って思ったり。
でも、こういうこと(いい音楽は裏の情報が豊か)を考えてみるとそれもわかる気がするな。自分はその世界ではまだまだヒヨッコで、昔の楽譜や録音からこうした方が面白いとわかってきた、嬉しい!、みたいなね。それをみんなも知ってほしい、という事ね。
そう、単純に嬉しいんですよね。昔の音楽を調べると。いや、音楽だけでなく他のこともたぶん同じだろう。
それを人に伝えたくなっちゃう。でも、それをグッとこらえて素知らぬふりしとくのがカッコイイなー、と思いたい自分もここにいるのですが。
昔のことを基準にしない人もいるけど僕は信用できないな。
でも、まあ、昔のことを調べるのはほんと面白いんですよ。大抵のことは昔に一度考え抜かれて答えをだしている。その答えが現在に通用するかどうかはわからないけど、こうやって考えた、という道筋もわかる。もう一度自分でやってみることもできるわけです。
皆さんもやってみたらいいですよ。
皆さんもやってみたらいいですよ。
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