2017年10月2日月曜日

秋は観たいお芝居やライブが多いな

東京から帰ってきて遊びまくってる。
秋は観たいお芝居やライブが多いな。それも9月後半から10月初めにかたまってる。

9月28日は劇団どこんご「愛より速く FINAL」。今年は大阪城公園ではなく扇町公園。
今年もどくんごの季節かー、と季節を感じるまでになっているな。お芝居の内容は全然季節感ないんですけどね。毎年の通り面白かった。今年は特にオープニングからのスピード感が増しているように思う。そうそう、そんな感じで観たかったのよ、っていうね。
30日は劇団セルフキートン旗揚げ21周年「HALF BOILED」。
「友よ、あばよ」と「Aプロジェクト」の二本立てです。セルフキートンは観るの初めてだったけど、40歳〜50歳ぐらいの人は非常に楽しめたんじゃないかな。わかりにくいギャグもあったけど、ジャッキーチェンの映画とか、よくテレビでやってた。そう、テレビ世代向け。でもアクションなんかちゃんとやってて、それがあるからギャグが面白いのかな。個人的には「友よ、あばよ」の山さんのシーンが好き。
セルフキートン観てからKING&HEAVYを当日券で行こかなと思ってたけど、アフターイベントまで見たんで時間がなくなった。それで急遽、天満宮近くの音凪でのライブを観に行った。
「トラディショナルの夕べ」。
出演はアコーディオンの吉田さん、ギター、マンドリン、バグパイプの原口さん、歌の津山さんの3人。ややこしくて速いメロディーを簡単そうに弾いてた。
吉田さん、原口さんはアイリッシュ系トラッドを日本で最初にやり始めた人達です。まだインターネットなんかない時代。アイルランドまで出かけて、雑誌とレコード買って調べていたそうです。すごいですね。津山さんだけトラッド系の人ではないけど、2人との相性は抜群。場の盛り上げ方とか心得てる。
あー、いいもの聴いたな。
さて10月の初めはKING&HEAVY「バグリンファイブ」。
去年、超予備が12周年記念公演をやった、HEPホールです。
これはもうお見事!というしかないな。こんなに騙されて嬉しいのは演劇ならではなんですかねー。宇宙船の中で2人が目覚めて、どちらかが殺人犯で、どちらかが護送中の刑事。二人とも記憶を失ってて、どっちがどっちかわからない、ってとんでもない設定から始まるのですが、途中で「あれ?今のお芝居?」って感じになって、劇中劇がそこから展開される。そのあたりから畳み掛けるように笑いが続く。
引きこもりの息子と、その親の物語だと気づくまでどんだけ引っ張ってんやろう。最後にカーテンコール的な(そこも劇中劇の中)ところがあって、おじおじする父に代わって息子が客席に向かって「ありがとうございました!」とはっきり言う。なんとそこで初めて泣けるのである。そこで初めて希望が感じられるようになっている。こんなん初めてやー。
このお芝居の脚本と演出とお父さん役の川下大洋さん、おじおじするお父さんの役がすごく良かったし、最後のカーテンコールの時に言ってたのですが、こんなところに着地するってのは最後までわからなかった、って。稽古場では役者の意見をいろいろ聞いていたそう。いい現場だと、そういう、みんなで作ってる感じになるんですかね。
ほんと、脇役も西原希蓉美さんはじめ、いい役者ばかり。

10月の初めはいいスタートになりました。

0 件のコメント:

コメントを投稿