2017年12月5日火曜日

TROUBLE NO MORE

怒涛の12月が始まりましたね。
せわしない季節。というか忙しい自分をアピールしようとしてるんですかね。そんなに忙しくないくせに。

全然関係ないんですけど、先月、いや、そのちょっと前からかな、やたらボブ・ディランを聴いています。なんなんだろう、このマイブーム。

そういえば、高校生の時にボブ・ディランを聴きたくて、外盤を売っている店に行ってレコードを買ってたな。
それで買ったディランのレコードは「時代は変わる」「エンパイア・バーレスク」「ショットオブラブ」の3枚。


その3枚のうち、僕が聴きたかったディランは「時代は変わる」だったかな。要するに60年代のディランです。「エンパイア・バーレスク」は80年代中頃、「ショットオブラブ」は80年代初めのもの。こんなのを聴きたいのじゃない、って思ってた。好きな曲も2〜3曲あったけれど、あんまり聴かなくなって、引越しの時に売ってしまった。

そうそう、ボブ・ディランのブートレグシリーズというのが売られているんです。海賊版風なんやけど、当時録音した大手のレコード会社から出てる、未発表音源。それの第13集「TROUBLE NO MORE」が最近発売されました。
ここに録音されているものは、ディランの1979年から1981年までのライブ。スタジオ録音盤でいうと「ロングトレインカミング」「セイヴド」「ショットオブラブ」の3枚の時期にあたります。ディランがもともとのユダヤ教からキリスト教に改宗していたあたり。アメリカ南部の感じになっていてディランのゴスペル時代といわれていますね。


この辺りのディランにはピンときてなかったけど、この前、朝起きた時にラジオをかけてみたら、ぱっと聴いてディランとわかる歌声が。ピーターバラカンがNHK FMの土曜日朝7時過ぎからやっている番組でした。それで「TROUBLE NO MORE」の発売を知ったのでした。

そこでかかった曲はどれも眠気を吹き飛ばすほどのもので、素晴らしかった。
79年から81年のボブ・ディランの一番いいところが録音されているみたい。こんなにいい曲だったのかと思わせてくれます。ショットオブラブに入っていた曲も、これを聴いて、いい曲やなとその当時も思ったことがあったな、と思い出しました。
高校生だった当時はフォークのディランばかりを追いかけていたけど、ロックになってからも素晴らしい録音を出し続けていたディラン、今になってよくわかるようになってきた感じがします。

ちょっと前に買った、75年、76年ぐらいのライブ盤「ローリング・サンダー・レビュー」(ブートレグシリーズ第5集)も素晴らしい。
ディランのLPを10代で買って、CDを20代で買ってたのに、ほとんど売ってしまっていて、今、また買い直してる。
ブートレグシリーズは面白いな。いくらお金があっても足りないよ。

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