2014年3月10日月曜日

(再び)泊について

前回に続いて泊の話です。泊は「とまり」と読みます。
唄:笹山鳩(a.k.a 山田参助)、ギター:武村篤彦のユニットです。

さて、この2人が作っている音楽、昭和初期の感じがします。本人達に聞いてみたところ、戦前もあるし戦後もあるとのこと。でもどこが戦前でどこが戦後かは、僕の勉強不足のせいなのか、よくわかりません。それで、YouTubeなどで昭和歌謡をいろいろ調べてみました。また、そのような昔の曲を演奏している楽団や人のライブに行ったりしてみましたが、この泊に似た音楽はないのですよ。不思議!

ちょっと立ち止まって考えてみよう。まず、この「唄声の港」というCD、全曲、泊のオリジナル曲です。これって僕らの耳が騙されているのでは?実は昭和初期にこんな音楽はなく、戦後に生まれた僕らのノスタルジックなモヤモヤとした感じがあって、それに歌詞とメロディを付けてみたということなのではないか。作った本人達には誰の真似をしたとか、こんな感じをやってみたかった、とかがあるのでしょうが、それは全然、僕らにはわからない。

最近流行っている曲は、大体出どころがわかるっていうか、何に影響を受けているかがわかります。よね?でも泊のはわからない。今のポップスは音で新しく聞こえさせて、実は20世紀中頃にもうあった、使い古された形式っていうのが普通ですが、泊は古く聴こえさせてるけど実は新しいのか???いやいや斬新なところはない。うーん。謎は深まるばかり。

そういえば、このブログのタイトルの古楽でも古い音楽のはずなのに、新しいことやってるのってよくあるんですねー。あ、新しいことではないな。2つを組み合わしたことなかったけど、合わせてみたみたいな感じ。それが泊でも行われているのかな。

泊の2nd CDが近々発売されるそうです。みんな買った方がいいと思いますよ。
泊を知らないなんて、進学も就職も、ましてや結婚なんて出来ない時代がすぐそこに来ていますよ。乗り遅れるな!

http://www.youtube.com/watch?v=bXNoxr3z6yo

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