神戸松陰女子学院大学のチャペルをかりて、公開講座「スペイン、ポリフォニー音楽の黄金時代を歌おう」の発表会、無事に終わりました。
練習日が5日しかなく、その1つは講師・笠原さん、上野さんの体調不良で中止、もう1回は自分の私用で出られない。本番入れて4回しか練習ができませんでした。
でも本番の集中力はすごく、特に合唱は今までと全然出来が違っていましたね。それと楽器の皆さんも手慣れた人も多く、また顔見知りも多いというファミリー的な雰囲気でよかったです。
で、個人的な反省など。ここ数年は反省をしないことにしていたのですが、まあ思うことを。
まず、この時代のこと、音楽も歴史もあんまり知らないのではないかな。僕は一時期、ルネサンス(1500年代初め〜1600年代初めぐらい)の音楽を集中して聴いていたことがあって、感じは慣れていたのですが、これを演奏するとなると大変なのですよ。まず、歌詞がわからない。知ってるようで知らないのがはっきりしましたね。ラテン語やと思ってたのに、ミサ曲最初の「キリエ」はギリシャ語(!)なんて事も知らなかった。
この時代の音楽にはほとんど不協和音程は出てこないという知識があったけど、1つの声部が音を伸ばしていて、他声部が不協和音程で現れたと思うとすぐに協和になる、というのを繰り返し、畳み掛ける様に出てくるところがあって、そういうのもいわれてみないとわからないものです。
今は教えてもらわないと出来ないけど、やる事はシンプル。言葉(歌詞)を知っておく事、不協和→協和などの変化を聴いて楽しむ事、当時の歴史、文化を知っておく事。案外やらないんですよねー。でも、どれもボリュームありますな。
やっぱり勉強はせないけませんね。でもやりたい事が出てくると何を知らなあかんかという事がはっきりします。コツコツと積み上げる事によってしか出来る様にはならないですね。手を抜かない事が大切です。
なーんて事を思ったりして(笑)
(写真は田中さん撮影。田中さん、いつもありがとうございます!)
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