2014年4月23日水曜日

今の楽器とコード進行と音楽

2000年代後半、当時画期的な、音楽を知らなくても演奏出来る!!!というシンセサイザーがKORG社から発売されていました。それが「kaossilator」。なんと鍵盤がない!


これの何が画期的だったかというと、スケール機能があって、リディアンスケール、ドリアンスケール、ブルーススケールなどが用意されていて、パッドをなぞるだけでそれっぽいメロディーが演奏され、それがまた、オーバーダビング出来る(!!!)というものでした。

これは中学・高校時代にラジカセを買ってもらって、安いフォークギターでオーバーダビングしていた暗い(!)学生時代を送っていた人は絶対買ってるね(笑)

kaossilatorが出て、再認識したのは、当時1970代から80年代に売られていたラジカセはマイクミシキング機能がついていて、それを録音できた、というところがすごいところだと思う。なんせ、ミキシング機能ですよ!
これは何を目的にしていたのだろう?今もって謎だが、キーボードのついていたラジカセとか、リズムボックス機能がついていたラジカセなんかがあったのです。明らかに聴く目的だけでなく、いっしょに歌って演奏する事を想定していたとしか思われない。これは後にカラオケ機として独立していくのですかね。
今のオーディオ、特にミニコンポとかも、マイクとミキサーをつけてくれててもいいのにね。昔のラジカセは2万円代のでもイコライザーが付いてましたよ。まあそのときは要らんかったけどね(笑)でもなんとなくすごい感じがした。


そうそう、カオシレーターの話でした。カオシレーターは今、3機種売っている状態ですが、初代機は音を重ねて録音できる、2代目、3代目はその録音するところが複数に別れている違いがありますね。僕は初代機をもっているのですが、録音を2つに分けたい!というのは初めから感じました。リズムだけのトラックと、メロディ、ハーモニーのトラックと、とりあえず分けたいというのが初代機を買ってからの欲望でした。それは2代目、3代目で実現されています。

もう1つ。初代機を買う前に気になった、ので楽器屋の店員さんに聞きまくったのですが、コード進行をどうやってつくるかがわからなかったのです。それは、後から、今はコード進行の音楽やないんや。。。とショックを受けるのですが。

そう!今はコード進行ではないのです。今のクラブミュージックを聴いてみると、コードは変化していない!これは、昔1960年代のブラックミュージック(R&B)や、ジャズを聴いてみると、もう、コード進行では音楽を作っていないことがわかります。DJのやり方をみると、テンポ、調性など同じ曲をつなげてかけています。JBもコード2つか1つだけであのファンク感を出しています。

コード進行感がないのにメロディやリズムがカッコいいのがクールで良いです。楽器もそんなものが出て来ているというお話でしたー。


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