2018年4月12日木曜日

古楽のCD

結構昔、まだ最初の会社に勤めてた頃に、古楽のCDを買い漁ってた。その頃はCDショップの古楽コーナーは充実していて、全部見て回るだけで1時間ぐらい時間が潰せた。

会社がなくなって、別の会社に勤め始めたときには、あんまりCDを買わなくなってたけど、最近、古楽CD熱が再発。この前から結構買ってる。もうCDショップで買うことも少なくなったけど、ネットで見つけたり、たまたまCDショップを覗いていいのがあれば買ってる。お金ないのにな。

で、最近の成果。

「ガレアッツォ公のミサ」〜ミラノ公国の15世紀音楽〜 オデカトン

ミラノ公国のガレアッツォ・マリア(スフォルツァ家出身)は自分の力を誇示するために、一流の聖歌隊を集めていたそうである。でも、ガレアッツォ・マリアは嫌なやつと周りからは見られていたんだって。
そんな暴君に気に入られていたのがこのCDの作曲家コンペール。コンペールの作った「ミサ曲」を中心に当時の曲が集められている。作曲者のアグリコラは聞いたことあるけど、ヴェールベーケ、リューベックなどは知らない。金管楽器のド派手なファンファーレから始まり、ファンファーレで終わる。この作曲者リューベックだけちょっと時代がずれてるかな。16世紀後半だって。
ジャケットは前に「メディチ家」で紹介したゴッツォリ作の「東方三博士の旅」。ガレアッツォ公が描かれてるらしい。メディチ家もいる。


「ペトルス・アラミレが残したもの」 ウェルガス・アンサンブル

ペトルス・アラミレは写譜屋さん。楽譜を写して写本をいっぱい作ったそうな。このCDはアラミレが写した曲の中からいろんな作曲家のミサ曲の「サンクトゥス」と「アニュス・デイ」だけを演奏したもの。
アラミレは実はスパイ活動もやっていたらしい。写本を宮廷に提供しながら、内情を観察してたのか。まあ音楽家でもスパイは多いよね。あちこち旅するのでいろんなこと知ってる。
これも15世紀から16世紀初め。昔からやけど、合唱ものはやっぱり15世紀が素敵。ウェルガス・アンサンブル、他のものも聴いてみたい。






「The Lion's Ear」LA MORRA

メディチ家が栄えた15世紀終わり頃、ロレンツォ・イル・マニフィコが亡くなると、メディチ家はフィレンツェを追放される。しかし、ロレンツォの次男ジョバンニがフィレンツェを取り戻す。そのジョバンニはなんとローマ教皇レオ10世となる。そのレオ10世の宮廷で行われていた音楽の特集。16世紀の初めぐらい。レオ10世は自分でも曲を書いていたのかな。フランチェスコ・ダ・ミラノとハインリヒ・イザーク以外は知らない作曲家ばかり。メディチの繁栄の華やかさと一抹の寂しさが入り混じる良盤です。
LA MORRAというグループ、ミハエル・ゴンドコさんのリュートとコリーナ・マルティさんのルネサンスチェンバロがいい。今までに見られなかったような内容。中世から15世紀ぐらいまでが守備範囲か。

最近の古楽のCDは昔と違って歴史とリンクしたものが多くなっているみたい。作曲家くくりではなくなってきて、当時のイベントや宮廷にフォーカスした企画。
歴史を勉強しながら聴いたら面白いという、絶対に日本では流行らなそうなスタイルになってます。

0 件のコメント:

コメントを投稿