2018年12月25日火曜日

もろびとこぞりな祭(さい)曲紹介(その1)

「もろびとこぞりな祭(さい)」に来ていただいた皆様、クリスマスで子供のプレゼントにお金を使いケーキも買わなあかんしお年玉に少し残さなあかんわーってなってるお金のない時にクソ忙しい時にわざわざお金と時間をこちらに提供していただきまして、本当に感謝しております。

会場のラブホテル、ホテル千扇。京橋のど真ん中にあります。最近はホテル営業以外にイベントにも貸し出しをしています。昭和の面影を残す貴重な建物です。

さて、ここからはこのイベントのおまけ(?)的に使われていた音楽の曲紹介です。
まあ、おまけのおまけみたいなもんです。

1、オープニング『クリスマスの前の晩』後は「もろびとこぞりて」です。これはみなさん聞いたことありますよね。戦前の歌集「賛美歌」の歌詞を変えたものだそうです。作曲年代は不明。

2、『てんぐサンタ』での使用曲です。

まずは「お茶碗(O'Carolan's Cup)」。
これは鈴木常吉さんのCD「ぜいご」の最後に入っている曲です。原曲は17、18世紀アイルランドの盲目のパープ弾き、ターロック・オキャロランの「O'Carolan's Cup」です。メロディはだいたい同じですが、コードが暗めになっています。

次に「神田川」。
4畳半フォークといえばこの曲でしょう。貧しいくらしを連想させずにはおきません。

空を飛ぶシーンでは「見上げてごらん夜の星を」。
これも超有名曲ですね。坂本九さんが歌った昭和の名曲。

最後は「ウイスキーブルース」。
これは僕がよくあちこちで使っています。これも鈴木常吉さんの2枚目CD「望郷」に入っている曲です。寂しい歌ですが、寂しい中にウイスキーに酔ってふんわりした感覚が、クリスマス後のちょっとほんわかとした感じに似ているな、と思って使いました。

3、『医者がよい』では、山を2つ越えるところが4回あって、3回目のちょっと楽しげなコードは別に何の曲でもありませんが、カントリー風のスリーフィンガーです。4回目はベースの下降音型のちょっとセンチメンタルなコード進行でした。
最後はマーティンデニーの「ファイヤークラッカー」です。これは70年代にYMOがカバーして有名になりましたね。実はテクノではなく楽園音楽です。中華っぽいような、そうじゃないような。

4、『いたいネズミ』では、ブルース風&現代音楽風インプロでした。

5、エロ回文コーナーでの使用曲は、
「エマニエル夫人」
「星に願いを」
でした。ギターでエロ感を出すのは難しいんですよね。やっぱりテナーサックスのスケベさ、下品さには憧れますね。
最後の回文に行く前の朗読に使ったのは「An Malvina」でした。ヨハン・カスパル・メルツ作曲、クラシックギターでもあんまり有名ではないですね。
最後の回文のときの曲はヘンデル作曲「水上の音楽」でした。

6、『つるとかわせみ』使用曲は変なインプロ(実は「ペンギンは空を目指す 第1話の前田さん登場の曲)と、最後に「クリスマスの夜」を少し。ミゲル・リョベート編曲のものです。クラシックギターを始めたばかりの頃によく聴いていた曲ですが、当時の僕には難しすぎて弾けませんでした。

7、『灰かぶりのマーラ』の使用曲は2つです。
牛が連れて行かれるところは、普通「ドナドナ」でしょう。誰も文句ありませんね。
最後はバルカン半島風の曲をリクエストされてましたが、そんな引き出しは僕にはありません。でも、中世ヨーロッパ風、ちょっとオリエント風(違うかもしれないけど)のモード中心のインプロを中世のリュートで弾いてみました。

そうそう、館内巡回のときに僕が踊り場で弾いていたのも中世ヨーロッパ風のインプロです。よく聴くと、『灰かぶりのマーラ』と同じですね。引き出しが少ないのですよ。とほほ。

8、『Gifts』ではSuperflyの「Gifts」そのままでした。やってみてわかったのですが、結構難しい曲です。テルさんお疲れ様でした!そうそう、テルさん(石井テル子さん)といえば、「てんぐサンタ」でのしげるくん役が好きでした。少年役が結構いい感じ。

9、会の最後はふたたび、『もろびとこぞりて』でした。
別に難しくないのですが、続けてながーく弾いてると、手が痛くなってくるんですよねー。これが一番疲れるところです。

(その2)へつづく

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