2019年2月12日火曜日

ビリつき音

また古楽のCD買いたい病が再発してしまった。
いっぱい買わないように我慢しつつ少しづつ買ってる。

昔良く聴いたアンサンブル・オルガヌム、6タイトルが再発らしい。
マショーの「ノートルダム・ミサ」は持っていたけど売ってしまった。再発に気づくとまた欲しくなってくるね。
でも、今回は持ってなかった「聖母マリア降誕ためのミサ曲」。
レオナンとかペロタンが作曲したものを含めた、ノートルダム楽派のもの。
相変わらずすごい声。マルセル・ペレスの美学は天国的ではないな。悪魔的にも思える。でも地に響くものすごい力を感じるな。レオナンとペロタンの印象まで変わる。

もう1枚は、ゴシック・ヴォイセズの「The Dufay Spectacle」。
ゴシック・ヴォイセズは音楽学者クリストファー・ペイジが作った声楽アンサンブル。でもCDにはクリストファー・ペイジの名前は書いてないな。最近はリーダーが変わったのかな?よくわからない。
そういえば、ゴシック・ヴォイセズを買ったのは初めてかも。

デュファイの作った祝祭的な曲を集めたこのCD、ローレンスキングが参加している。
ブレイハープの音が印象的。普通のハープはコロンコロンと純粋な音がするのですが、ブレイハープはサワリが各弦につけてあって「ヴィ〜ン」とビリついた音を出すのです。今まで古楽のCDでこんな音を聴いたことがない。でもデュファイがいた当時のハープはこんなのだったんですよね。ビリつき音は耳障りではなく、もっと聴きたい!って思うほどいい感じに聴こえる。

僕も、ルネサンスリュートとルネサンスギターをダブルフレットにして、ビリつき音を出すようにセッティングしている。ルネサンスギターはちょっとビリつきすぎかな?って思ってたけど、このCDを聴くと、これぐらいでも全然大丈夫やなって思うようになるよ。
ビリつき音を採用している楽器は多い。インドのシタールもそうやし、リュートと祖先が同じの琵琶もサワリがあるな。
ビリつき音、悪くないですよ。

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