「中世の秋」(著者:ホイジンガ)という本があります。中世の終焉とルネサンスの始まりの頃のヨーロッパの歴史を書いた本であります。初期ルネサンスのデュファイやバンショワの活躍していた頃ということで、古楽ファンにはおなじみ(???)の本ですが、15世紀、フィリップ善良侯が十字軍発向の為に行った「きじの誓い」(十字軍に行くぞ!と誓いをたて合って大宴会が催された。巨大なパイの中で演奏が行われたという記録が残っている。)の事などが書かれています。
そして、今日!
難波千日前で、立ち飲みの誘惑を振り切りつつ訪れたジュンク堂で見つけた本。
「ルネサンスの秋」(ウィリアム・J・バウズマ みすず書房)
明らかに「中世の秋」を意識して書かれたものであると思われる。
1550年〜1640年と副題にあるように、後期ルネサンス、初期バロックの頃の事を書いた本であるようだ。(まだ序文しか読んでません。。。)
序文によると、今まで「知学」を中心にした本は出ているけど、これは「文化」を中心にすえて書いているとのこと。目次を見ると「自己」「知識」「時間」「空間」「政治」「宗教」の解放、「時代」の悪化などの項目があり、当時の人がどんな事を考えて、どう行動していったのかが書かれているみたい。
ちょっと古楽ファンとしては興味深い!楽しみ!
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