もう、すっかり年末です。落語の「芝浜」を観にいきたくなる頃ですね。借金取りから逃げる準備はお済みでしょうか?
さて、今年の総まとめをしてみましょう。今年面白かったものや印象的な出来事を並べてみました。しばらくおつきあいくださいませ。
1、プリンチピ・ヴェネツィアーニ「ローランド・デ・ラッスス」
プリンチピ・ヴェネツィアーニによる、ラッススの曲ばかりを集めたコンサートです。天上的な美しさ!
2、劇団超人予備校「エリマキトカゲ心中」
人間以外の演劇を得意とする劇団超人予備校の本公演です。今回はめずらしく人間役がありました。心中ものだけに近松門左衛門も登場!げらげら笑って最後になぜか泣いている良いお芝居でした。
3、KIX「たびたま」
超人予備校と舞道ダンスシアターのコラボ作品。ダンス教室の発表会をやりたいけど、発表会は嫌いだ!という、舞道ダンスシアターを率いるニランジャンさんの提案によって作られました。アメリカ人のギャングが死んで生まれ変わっていくという物語に、ダンスシーンが間に挟まれる。最初のダンス見ただけで目がウルウル。爽やかな作品でした。あ、アメリカ公演もありました。超予備すごい!
4、劇団どくんご「君の名は」
日本中を旅するテント劇団。夏に大阪に来ました。筋書きはないけど、歌あり踊りあり、角砂糖のアクションあり(?)のおかしな2時間。君の名はのワンシーンが執拗に繰り返されるのには笑った。また最後の4人芝居も似たようなシーンを執拗に繰り返すが、途中からどんどん引き込まれて泣かされました。人間のあらゆる感情を表現している!
終わった後は放心状態で、超人予備校のミツルギ兄さんに打上げに誘われたけど断って帰ってしまった。
ヤバいものを見た!早く来年の公演見たいなー。
5、石田あい個展
今、大阪から世界に飛び立とうとしている新進気鋭の書道家・石田あいちゃんの個展が中崎町で2回ありました。どんどん自分の殻を打ち破っていく姿に激しく感動します。今まで見た事のない「書」の世界。がんばれー。
6、ミツかね堂はじめました
超人予備校のミツルギさんと女優で奥さんのふくいあかねさんの童話朗読ユニットです。ミツルギ作品をあかねさんが朗読します。僕も音楽ユニット「バナナ部」で演奏をさせてもらいましたよ。あと、もりたみえさんの落語「夏の医者」も面白かった。台風でしたが楽しかったです。
7、88カフェ閉店
東大阪に引っ越してきてから、毎週通っていた居酒屋「88カフェ食堂」が残念ながら閉店となりました。閉店前の華乃屋さんのライブでは3曲、ゲストとして出させてもらいました。ありがとうございました!
隠居生活を始めた今年、結構面白い事がありました。やはり穀潰しの身としては観劇が多いですね。来年は寄席も行きたいなー。
という事で、良いお年をお迎えくださいませ。
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