ルカ・マレンツィオという人、知らなかった。16世紀の終わり頃、ローマで大人気だった歌手/作曲家だそうな。調べてみたらマドリガーレ作曲では有名なんですね。
このディスクは、その人が1580年に出版した「5声のマドリガーレ集第1巻」をラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレという声楽グループが録音したもの。
このグループ初めてなんですが、コンチェルト・イタリアーノやラ・ヴェネクシアーナの中心メンバーで結成されたドリームチーム(!)という謳い文句だけあって、結構イケます。というか、当たりを引いたんちゃう???
バロック前のつつましげなのに華やかな感じが全体を覆っています。
モンテヴェルディもいいけど、僕はこっちの方が好みかも。
カルロ・ジェズアルドも録音してるそうやから、そっちも聴いてみたい。ジェズアルドの時々無表情になるような暗さが。
いつも興味深いエッセイ、ありがとうございます!
返信削除数年前にフォンテヴェルデさんと初めてご一緒させて頂いた時のプログラムが
オール、マレンツィオでした。僕も実はかなり好きな作曲家なんです。
因みにフォンテヴェルデさんはジェズアルドもCD出してますよね。
鈴木美登里さん率いるこのマドリガルグループは日本では最高峰のアンサンブルではないでしょうか!
笠原さん、この時代のマドリガルって初めは聴きにくかったんですが、慣れるといいですね。
返信削除初めまして(?)
返信削除リュートの奇士と申します。古い記事のコメントで申し訳ありません。
ジョン・ダウランドがルカ・マレンツィオに師事しようとローマへ向かう途中、フィレンツェでエリザベス女王暗殺の陰謀に巻き込まれそうになり、ローマ行きを断念したという逸話が残ってます。
ご参考までに。
奇士さん、はじめまして(では、ないと思います。たぶん。)
削除すみません、ブログの使い方がわかってなくて、コメントに今日気づきました。ダウランドもマレンツィオに習おうとしてたのですね。面白い話をありがとうございます。