NHK FMで昭和歌謡三昧やってる。
1時台のゲストは立川志らく。藤山一郎と二葉あき子の特集。やっぱり。
二葉あき子はよく知らなかったけど、かなりモダンな歌手みたい。「モダン」という言葉はかなり昭和感を醸し出しますね。ちなみに古楽界では悪口に使う(「それはモダンっぽいやろ!」とか)人もいますが、ここでは昭和感漂う良い意味での「モダン」。クラシックの歌手がヨーロッパや南米の歌を歌ってる感じ。
藤山一郎はおなじみ(?)、紅白歌合戦の最後に「蛍の光」の指揮をしてた人。ほんとは歌手。「東京ラプソディ」「ニコライの鐘」「長崎の鐘」などヒット曲多し。一番合っている作曲家は古関裕而とのこと。「君の名は」を作った人ですね。
二人とも演歌の感じが全然しない。昭和歌謡って結構ヨーロッパ的なものが多いね。欧州を日本的に消化して再構築したのかな。日本語によく合わせてある。言葉(歌詞)がよくわかるのはいいね。
ときは21世紀。しかし400年ほど前の音楽を愛する人達がいます。今のクラシック音楽の祖先であり、生命感にあふれ生き生きとしていた頃の音楽。それにからめて演劇や美術や面白いものを書いていきたいと思います。
2014年4月29日火曜日
2014年4月23日水曜日
今の楽器とコード進行と音楽
2000年代後半、当時画期的な、音楽を知らなくても演奏出来る!!!というシンセサイザーがKORG社から発売されていました。それが「kaossilator」。なんと鍵盤がない!
これの何が画期的だったかというと、スケール機能があって、リディアンスケール、ドリアンスケール、ブルーススケールなどが用意されていて、パッドをなぞるだけでそれっぽいメロディーが演奏され、それがまた、オーバーダビング出来る(!!!)というものでした。
これは中学・高校時代にラジカセを買ってもらって、安いフォークギターでオーバーダビングしていた暗い(!)学生時代を送っていた人は絶対買ってるね(笑)
kaossilatorが出て、再認識したのは、当時1970代から80年代に売られていたラジカセはマイクミシキング機能がついていて、それを録音できた、というところがすごいところだと思う。なんせ、ミキシング機能ですよ!
これは何を目的にしていたのだろう?今もって謎だが、キーボードのついていたラジカセとか、リズムボックス機能がついていたラジカセなんかがあったのです。明らかに聴く目的だけでなく、いっしょに歌って演奏する事を想定していたとしか思われない。これは後にカラオケ機として独立していくのですかね。
今のオーディオ、特にミニコンポとかも、マイクとミキサーをつけてくれててもいいのにね。昔のラジカセは2万円代のでもイコライザーが付いてましたよ。まあそのときは要らんかったけどね(笑)でもなんとなくすごい感じがした。
そうそう、カオシレーターの話でした。カオシレーターは今、3機種売っている状態ですが、初代機は音を重ねて録音できる、2代目、3代目はその録音するところが複数に別れている違いがありますね。僕は初代機をもっているのですが、録音を2つに分けたい!というのは初めから感じました。リズムだけのトラックと、メロディ、ハーモニーのトラックと、とりあえず分けたいというのが初代機を買ってからの欲望でした。それは2代目、3代目で実現されています。
もう1つ。初代機を買う前に気になった、ので楽器屋の店員さんに聞きまくったのですが、コード進行をどうやってつくるかがわからなかったのです。それは、後から、今はコード進行の音楽やないんや。。。とショックを受けるのですが。
そう!今はコード進行ではないのです。今のクラブミュージックを聴いてみると、コードは変化していない!これは、昔1960年代のブラックミュージック(R&B)や、ジャズを聴いてみると、もう、コード進行では音楽を作っていないことがわかります。DJのやり方をみると、テンポ、調性など同じ曲をつなげてかけています。JBもコード2つか1つだけであのファンク感を出しています。
コード進行感がないのにメロディやリズムがカッコいいのがクールで良いです。楽器もそんなものが出て来ているというお話でしたー。
これの何が画期的だったかというと、スケール機能があって、リディアンスケール、ドリアンスケール、ブルーススケールなどが用意されていて、パッドをなぞるだけでそれっぽいメロディーが演奏され、それがまた、オーバーダビング出来る(!!!)というものでした。
これは中学・高校時代にラジカセを買ってもらって、安いフォークギターでオーバーダビングしていた暗い(!)学生時代を送っていた人は絶対買ってるね(笑)
kaossilatorが出て、再認識したのは、当時1970代から80年代に売られていたラジカセはマイクミシキング機能がついていて、それを録音できた、というところがすごいところだと思う。なんせ、ミキシング機能ですよ!
これは何を目的にしていたのだろう?今もって謎だが、キーボードのついていたラジカセとか、リズムボックス機能がついていたラジカセなんかがあったのです。明らかに聴く目的だけでなく、いっしょに歌って演奏する事を想定していたとしか思われない。これは後にカラオケ機として独立していくのですかね。
今のオーディオ、特にミニコンポとかも、マイクとミキサーをつけてくれててもいいのにね。昔のラジカセは2万円代のでもイコライザーが付いてましたよ。まあそのときは要らんかったけどね(笑)でもなんとなくすごい感じがした。
そうそう、カオシレーターの話でした。カオシレーターは今、3機種売っている状態ですが、初代機は音を重ねて録音できる、2代目、3代目はその録音するところが複数に別れている違いがありますね。僕は初代機をもっているのですが、録音を2つに分けたい!というのは初めから感じました。リズムだけのトラックと、メロディ、ハーモニーのトラックと、とりあえず分けたいというのが初代機を買ってからの欲望でした。それは2代目、3代目で実現されています。
もう1つ。初代機を買う前に気になった、ので楽器屋の店員さんに聞きまくったのですが、コード進行をどうやってつくるかがわからなかったのです。それは、後から、今はコード進行の音楽やないんや。。。とショックを受けるのですが。
そう!今はコード進行ではないのです。今のクラブミュージックを聴いてみると、コードは変化していない!これは、昔1960年代のブラックミュージック(R&B)や、ジャズを聴いてみると、もう、コード進行では音楽を作っていないことがわかります。DJのやり方をみると、テンポ、調性など同じ曲をつなげてかけています。JBもコード2つか1つだけであのファンク感を出しています。
コード進行感がないのにメロディやリズムがカッコいいのがクールで良いです。楽器もそんなものが出て来ているというお話でしたー。
2014年4月3日木曜日
大衆演劇
先日、大衆演劇を観た。初めての西成区である。ちょっと緊張したが、花園町駅に降り立ってみるとそれほど他のミナミと変わらない。劇場の前に着くと、人があふれかえっている。そんなに人気があるのか?入場するのにちょっと戸惑う。「予約の人が先!当日の人はとりあえず外に出て!」とおばあちゃんが叫んでいる。後で聞いたところによると、ここの支配人らしい。予約の人全員を座らせてから、壁伝いに補助椅子を並べ、当日券の人はそこに座らされる。でも、花道から引き上げていく役者の通り道だったのでラッキーだった。
さて、席を確保してしばらくすると演劇の始まりだ。タイトルは忘れたが、大工の頭領と弟子の話である。途中まで観て「この話知ってる」と思った。思い出してみると、古典落語の「金明竹」の前半部分だった。(金明竹も、狂言をもとにしているそうだ。)金明竹の前半部分は与太郎が店番(ここでは大工の仕事)をしているところに客が来て、いろいろなものを貸してくれというのを断る話。与太郎が馬鹿なので頓珍漢な受け答えなのに、妙に切れるところもあって面白く聞かせる。でも絶妙の掛け合いで、アドリブのギャグも入れつつ1時間引っ張る。すごい!でも最後のところはあまり発展させれなくてちょっと残念。後で聞くと、この劇団は演技の出来る人が1人しか居なく、頭領の役は客演とのこと。「まあ、しゃあないな」っていう感じ。でも2人の演技は面白かった。
1時間30分の演芸の後、30分ほどの休憩をはさんで、第2部は歌謡ショウ。といっても歌は2回だけで後はひたすら踊る。ジャニーズと北島三郎公演をまぜるとこんな感じになるだろうか。観客はすごい盛り上がり。女形の座長の踊りは特に盛り上がった。男なのに妖艶な感じ。いや男だから出来るのか、そこはよくわからない。
やっぱり大阪はすごい。(でも劇団は東京から来てるらしい。)役者が登場するところと、決めのポーズをとれば、観客が役者の名前を叫び(よっ、玉三郎!みたいな)、1万円紙幣をふことろにねじ込む。これがミナミの大衆演劇やねえ、と思わせる。
その日は千秋楽とのことで、最後、座長の1000万円の衣装を着た踊りが観られた。もうベタの極北。でも、そこまでやると美しい。観客はじいさん、ばあさんがほとんどだが、中には寄席に行きそうな粋な客もいた。休憩入れて4時間。日本はまだまだ面白いぞ。
(写真は、お開きのときに投げられたティッシュ。)
2014年4月2日水曜日
プリンチピ友の会 プライベートコンサート(その2)
プリンチピ友の会のプライベートコンサートにお手伝いに行った。
ビデオ撮影と受付。っていってもほぼ座ってるだけ。
毎回、ゲストを迎えてやるのだけど、今回はパーカッションの飯島直さん。クラシック畑の人ではないけど相性は抜群。リハーサルから観ていたけど、ほとんど全曲合わせない。「ここはもう1回繰り返そうか。」とか「ここいらないね。」とか曲の構成を決めていく。
そして本番。和やかな雰囲気の中、ドイツのプレトリウスの曲から始まり、イギリス、フランス、イタリアとヨーロッパの曲を巡ってゆく。今回はほとんどが舞曲。それも70年代〜80年代によく発売されてた「ルネサンスリュート曲集」みたいな選曲だ。ちょっとプログラムを見たときはがっかりしたが、演奏を聴いてそんな感じは吹き飛んだ。すべて生き生きとよみがえるのである。笠原さんの作るベーシックな流れに、パーカッションがからんでゆき、リズムの変更によってスパイスを加える。間奏は訓子さんのコルネットの鮮やかなディミニューションが綴られてゆく。
このグループでちょっと異色なのがダウランド。普段あまりコンサートでは聴かないが、かなりいい。すっきりしたダウランド。あまり女々しくない。
イタリアコーナーでは、飯島直さんのダンスも飛び出し、観客も踊らされる(笑)という一幕も。また、観客に手拍子をしてもらい、それに飯島さんの手拍子も絡んで、プリンチピではおなじみのカレスターニの曲。
毎回、プライベートコンサートは面白い。今回も非常に楽しめた!
ビデオ撮影と受付。っていってもほぼ座ってるだけ。
毎回、ゲストを迎えてやるのだけど、今回はパーカッションの飯島直さん。クラシック畑の人ではないけど相性は抜群。リハーサルから観ていたけど、ほとんど全曲合わせない。「ここはもう1回繰り返そうか。」とか「ここいらないね。」とか曲の構成を決めていく。
そして本番。和やかな雰囲気の中、ドイツのプレトリウスの曲から始まり、イギリス、フランス、イタリアとヨーロッパの曲を巡ってゆく。今回はほとんどが舞曲。それも70年代〜80年代によく発売されてた「ルネサンスリュート曲集」みたいな選曲だ。ちょっとプログラムを見たときはがっかりしたが、演奏を聴いてそんな感じは吹き飛んだ。すべて生き生きとよみがえるのである。笠原さんの作るベーシックな流れに、パーカッションがからんでゆき、リズムの変更によってスパイスを加える。間奏は訓子さんのコルネットの鮮やかなディミニューションが綴られてゆく。
このグループでちょっと異色なのがダウランド。普段あまりコンサートでは聴かないが、かなりいい。すっきりしたダウランド。あまり女々しくない。
イタリアコーナーでは、飯島直さんのダンスも飛び出し、観客も踊らされる(笑)という一幕も。また、観客に手拍子をしてもらい、それに飯島さんの手拍子も絡んで、プリンチピではおなじみのカレスターニの曲。
毎回、プライベートコンサートは面白い。今回も非常に楽しめた!
2014年4月1日火曜日
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