昨日、実はもう1枚買ってました。
「時代は変る(The Times They Are A-changin')」(1964年発売)。
もう言わないでもわかりますね。そう、ボブ・ディランです。
アルバム冒頭の「時代は変る」。発売当時、メッセージソングといわれていました。
「今遅れているやつが、いずれリードすることになる」って歌詞は、新しいものが古いものに取って代わるという若者的な歌詞に見えますが、「諸行無常」ってことなんですね。日本ではかなり昔に「平家物語」で琵琶法師が歌っていました。時代や場所が違っても受け入れることのできる内容なのですね。
これ、高校生の時にLPで持ってました。よく聴きましたねー。
和歌山のぶらくり丁のイワキレコード店の2階に洋楽コーナーがありまして、そこで手にいれました。というか、当時、和歌山で洋盤が手に入るのはそこしかなかった。まあ、あったのかもしれませんが、僕はそこしか知らなかったわけです。
なんと洋盤はジャケットにそのままLPが入れられていました。邦盤だとレコードを保護する薄いビニールの袋があって、それに保護されてジャケットに入れられているのに、なんと大雑把な!。案の定、LP盤は静電気の嵐で、僕の家に舞っていたホコリがすべて吸い寄せられていきました。
(でも、この盤はジャケットが厚紙だったのでマシです。イーグルスの「呪われた夜」はペラッペラのジャケットで、もう端っこが折れてました。)
引っ越しや家のゴタゴタで持っていたLPはすべて売ってしまいました。
で、そのとき持ってたやつ、また聴きたいなーってよく思うのです。CDになってるやつ(大抵安く再発されています)は買い直しているのですが、これもその一つでした。1000円でしたよ。うほほ。
改めて聴いてみると名盤ですねー。ボブ・ディランの黄金期がこの後にやってくるという、そんな感じがします。全部知ってる曲でした。って、当たり前か。
でも、高校生当時は有名曲がどれかわからないので聴きやすい曲がお気に入りでしたが、どれも有名曲ですね。
数年前(最近)買った、中村まり&ロンサムストリングスでも「哀しい別れ」って曲をやってますね。名曲ぞろいでディラン入門盤としてもいいぐらいです。
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