2017年6月13日火曜日

木の葉オン・ザ・ヘッド大阪公演

夢のような3日間でした。もしかしたら化かされていたのか?

劇団超人予備校第13回本公演「木の葉オン・ザ・ヘッド」大阪公演@道頓堀ZAZA HOUSEが終わりました。
ご来場くださった皆様、ありがとうございました。
 僕は開演前音楽祭担当。「おはなしえん」でおなじみのバナナンボというユニットで演奏してました。
北野勇作さんの「ほぼ100字狸」という朗読と、毎日ゲストを変えての演奏です。

今回の動物はタヌキ。
タヌキの町「ちゃが町」に迷い込んでしまった人間と、ちゃが町に住んでいるタヌキの物語。
人間は、平凡な毎日を送るお芝居好きな女と、同じく迷い込んでしまった都会の生活に疲れた男が出てくるが、女と男の物語ではないな。タヌキ世界と人間世界の対比を通して、現在の価値観に対する批判や、でも、どうしようもない事をも含めての肯定のような。愛情のあるお話しだったと思います。

田口哲さんと条あけみさんが演じているタヌキの夫婦が人間に化けて、道頓堀に芝居見物に行くところがある。
その帰り道の賑やかさの中での会話は本当に素敵でした。

田口さん演じるタヌキと美香Lさんが演じる人間との会話のところも好きなシーンでした。
どうして人はお芝居を観るのだろう?
これ、自分の好きな事と置き換えて考える。どうして音楽を聴くのだろう?どうして音楽が好きなんだろう?
そういえば僕は、嬉しいときも、嫌な気持ちのときも、音楽を聴いていたな。涙がにじんでくる。自分の根本をもう一度思い返してみる。

また、ラストが素敵です。タヌキのしぶとさを見習わないと。ここでなぜか泣ける。なんでだろう?

今回、初めて前日参加させてもらいましたが、スタッフさんのありがたさが身にしみますね。舞台は役者だけで作ってるんじゃない、ってのがよくわかりました。

ご来場くださったお客様、個性的すぎる役者の皆様、音響、照明、舞台監督、スタッフの皆様、このお芝居に関わったすべての皆様に感謝します。
なによりミツルギさん、お疲れさまでした。

ほんとに夢のような3日間でした。




















次は9月に東京公演です!そちらもヨロシクね。

2 件のコメント:

  1. いやー、小松さん衝撃きつすぎでした。正直帰り道ボーっとしちゃいました。初めて演劇というものを見てしまったからかもしれません。現実と架空の世界の区別がつかないぐらい入り込んでしまいました。(タヌキだからか?)
    いずれにしてもこの感覚は最近では古楽以外ないです。最近、自分は音楽のいろんなものを聴いてきたせいか少し斜めから見るあまのじゃく的な部分が育ってしまっていることがあり、手垢にまみれた感受性で見る部分がどこかあったような気がします。
    かつてのピュアな自分を思い出しちゃいました。(おっさんが恥ずかしながら。)
    キャラの濃い人ばかり続々で自由にしてそうでしてないようで、また全体がゆるそうでゆるくなさそうで、上手そうで上手くなさそうで独特の浮遊感です。
    僕は演劇を全く見たことがないのでやっぱり音楽で例えちゃうんですが、この感じってガムラン聞いたときに似てます。合ってないようで合ってるあのアンサンブルの感覚です。あくまで私見ですが。
    団長さん恐るべし。超予備恐るべし。
    小松さん、福山ましゃロスどころじゃありません。超予備ロスですわ。(笑)
    とにかく手垢まみれのおっさんは幸福感で帰ったとさ。

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  2. よかったでしょう?超予備の良さをわかってくれたことが嬉しいです!
    ぼくも古楽以来の衝撃だったんです。おっさんになっても感動できる喜び!
    またお誘いしますね。

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