広島にヲルガン座という、喫茶店というか、ライブもできる飲食店があるらしい。
そのヲルガン座が、そこに出演している人達を大阪のライブハウスにそのまま連れてきて、大阪に一夜だけの「ヲルガン座」が出現しました。
「ゴトウイズミ presents ヲルガン座の夜」。ムジカジャポニカにて。
最近知り合ったバグパイプ奏者さんに勧められて行ってきました。
ゴトウイズミさんはヲルガン座を主宰していて、日本や世界でもライブを行っているミュージシャンです。
その他の人達は広島で活躍しているミュージシャン。別のお仕事もやりながら、です。この辺は関西と変わりませんねえ。
上手い人は少ないです。でも、歌がほんとに良いし、上手くないことはむしろ、強みにもなってる。
1番目は、ルーペズのオカハラくん。
若くておしゃれな感じ。ダンエレクトロのギターで弾き語り。この人はギターが上手いです。バッキングとオブリガード、ソロまでいい感じにこなします。歌も上手い。ちょっと器用さが表に出すぎてるかな。いいところ、もっとあると思うな。一番緊張するオープニングですが好演でした。
2番目は、峯くん。
ガットギターのエレアコで弾き語りです。ギターの音は汚いけど、歌の内容や弾くフレーズは美しい。ちゃんと音が選別されていて不要な音は入ってない。
曲がほんとに良かった。歌い方も好印象。曽我部恵一を思わせる楽曲と歌いっぷり。
3番目は、ミカカさん。
フォークギターで弾き語り。暴力的ながなり系の歌やけど、メロディの良さと歌詞も面白い。こういう歌は好み。ギターの弾き方が独特の押さえ方をしていた。「オレ押え」ってやつやな。
吉田拓郎(広島だけにね)と真心ブラザーズを足して3で割ったらこんな風になるかな。さすが広島は奥が深い。
4番目は、久保モリソンさん。
この人はプロでもいけるぐらいのクオリティ。ガットギターで弾き語る独特の歌い方もちゃんと芸になっている。同じような感じの曲が多かったけど、ちょっと違う系統の歌が入ってもいいかなと思った。でも、ほんとすごい!
5番目は、ゴトウイズミさん。
アコーディオンで弾き語り。シャンソンっぽい曲を歌う。曲と曲の間のおしゃべりも雰囲気たっぷりで、なんとも色気のあるステージです。全体を通して楽しめるように構成されてるし、アコーディオンの見せ方もちゃんと考えられている。蛇腹の広げ方なんてかっこいい。なかなかこんなことできる人いないよ。最後の方ではちゃんと泣かせる曲も用意していて感動です。
ゴトウイズミさん以外は全然知られていないので、正直そんなに期待していなかったけど、全部が面白かった。全体をきっちり構成していて、共演者の良さをちゃんと引き出している、ゴトウイズミさんには脱帽ですね。
こういう企画はムジカジャポニカならでは、って気がしますね。ほんとうにいいライブを観ることのできるライブハウスです。
広島に行ったら是非行ってみたいぞ、ヲルガン座。
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