2018年11月30日金曜日

クリスマスの準備

11月はなんとなく調子が悪かった。特に朝の調子が悪い。
朝ドラのオープニングの曲とFM COCOLOのマンスリーアーティストのせいやな。たぶん。
そういえば、どちらも大阪弁の曲があって、サブイボでるわ。

そろそろクリスマスの曲を準備せなあかん。
宣伝です。

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みつカネかい?のクリスマスかい?
Vol.3『もろびとこぞりな祭(さい)』

12/24 (月・祝)
 14:00/17:00/20:00
 ※受付開始・開場ともに、各開演の30分前
 ※各回定員15名 要予約

会場 ホテル千扇
大阪市都島区東野田町3-7-4
京阪本線・JR環状線・東西線「京橋」駅より徒歩3分
※公共交通機関のご利用をお願いいたします。
http://hotelchisen.jp/access.html

料金 1600円 (前売・当日とも/お菓子付き)
予約フォーム http://481engine.com/rsrv/webform.php?sh=2&d=9b773788f4
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2年前に出させてもらいました。ワンフレーズだけしか使わないのに曲数が多くなって、わりと大変でした。今回はどうなるかな。

今回はたぶんやると思われる曲(みんなわかるよね?)をギターで編曲。キーはCよりGの方が弾きやすいな。メロディの最高音がソまで出てるのでハイポジション使わなくていいし。でも、アンデスとかでやった方が面白いかな。どうしよう。ちょっと悩む。

あと、昔に弾きたかったけど弾けなかった、というか楽譜を読むのがめんどくさかった「La Nit de Nadal」を、楽譜を引っ張り出してきて見ている。「La Nit de Nadal」ってカタロニア語で「クリスマスイブ」だって。ええ感じやん。リョベート先生の編曲はなかなかいいですな。でも、かなり難しい。
まあ、どちらも使われるかどうかはわからないですが。

今回の場所は京橋のラブホテルなんで、昭和歌謡も入れたいよなー。

なーんて考えてますが、始まると全然違う方向に行くことも考えられるのでなんとも言えませんなー。
まあ、観にきてくださいってことで。

2018年11月25日日曜日

楽譜の読み方

「THE NOTATION OF POLYPHONIC MUSIC 900-1600」を買った。
ウィリー・アーペルさんの集大成。Amazonで調べると、なんと3400円程度。日本語版は定価6000円超えてるのに!せっかくだから注文しました。
なんとこの本、第2次世界大戦中に書かれている。出版年が1942年。 まだ売れ続けてるんですね。まあ他にないもんな。これに頼るしかない。

「ポリフォニー音楽の記譜法 1450-1600」は日本語版だけど、今は中古でしか手に入らない。Amazonで調べると中古で20000円!
昔に買っといてよかったな。買ってから後で知ったことだけど、この本、実は原書を全部訳しているわけではないのだ。
タイトルを見ただけで、日本語版は900年から1449年までが抜けているとわかる。
中身を確認してみると、日本語版ではまるまる抜けている黒符計量記譜法(←たぶん厳密には計量じゃないですね)のところがそれ以外の2倍のページ数になってる。10、11世紀ぐらいの曲もやってみたいけどなかなかハードル高そうやな。楽譜の読み方の本が英語なので、それがなかなか読めないという二重ジレンマ。。。

15世紀ぐらいから使われている白符計量記譜法をちょっと読んだけど(日本語版の方ね)、今の楽譜と全然違う。同じ音符が2拍分やったり3拍分やったり読み替えないといけないし、小節線がない。昔はこれで本当に読めてたのだろうか???

来年1月に中世音楽の講座に行くことにした。中世音楽の基本的な読譜方法からソルミゼーション、ムジカ・フィクタ、対位法、アルス・ノヴァ読譜実践などです。ちょっと楽しみ。


2018年11月15日木曜日

せかいトリかいぎ

この前、今年最後の「おはなしえん」が終わりました。来ていただいた皆さま、ありがとうございました。

今回の夏秋編ですが、7月から始まって、7月、9月、11月(10月は劇団超人予備校本公演の開演前にやりました)と5ヶ月に渡ってやってたのです。

朗読の「ペンギンは空をめざす」が全10話中9話目に差し掛かりました。天王寺動物園で飼われていたペンギンのテンちゃんが空を飛ぶことを目指し、動物園を飛び出して通天閣に登り、さらに高いところ、ハルカスを目指すところで今回は終わったのですが、次回が最終回です。
今回も音楽を担当してたのですが、朗読の最後に「ペンギンは空をめざす!」と、あかねさんが叫ぶところがあって、それを聞いて音楽の音量を上げるのですが、そこでなんか泣けてきて、音量は上がっても音程が超不安定になってましたね。出来ないかもしれないことをやれると信じてやり続けてきた人は普通に泣くと思いますよ。
泣けなかった人は、やれると信じてなかったってことかもしれません。
いや、でもまあ、そういう人もいっぱいいますので落胆せず、第10話を観に来て欲しいです。
人知れず自分のことを頑張ってる人にはグッとくる内容です。

ここで問題作(?)の「世界トリ会議」です。
日本の国鳥であるキジが幹事を務めることになった世界トリ会議。出席者はペンギンとコウノトリ、南米出身っぽいフラミンゴが来ます。
何を決めるかで混乱しますが、ペンギンが「リーダーを決めよう!」と提案します。
みんなは色めき立ちますが、全員自分がリーダーになろうとします。そこに明らかに外から来たやろうとわかる、明らかにトリではないエジプト・ルーセット・オオコウモリが登場。彼は「トリ」ではありませんが、飛べることによって「トリ」だと主張します。
この流れがミツルギさんの真骨頂ですね。深読みしようと思えばいろんな意味にとれます。
僕が初めに思ったのは、今の国会へのあてつけかな、と。構成員のバカさ加減もそっくりで、議題の内容のなさも思い当たることが多い。けど、そういうものでもないのかも。

最後にはどこからきたかわからないオオコウモリは哺乳類だということがわかり、トリでも哺乳類でもないのではない、哺乳類であってさらにトリの能力も持っているエリートだと認識される。目線を変えると邪魔者も成功者に変わるのです。
それで「がんばろう!」といきり立ち、「手のひらを太陽に」を歌って散々盛り上がったあとに「あっ、僕らには手のひらがない!」と気づいて、コウモリは夜行性なので太陽も見れないと指摘され、リーダーは「奇跡のニワトリ、マサヒロくん」に決まったことが告げられ、全員で「シュン」となる、「おはなしえん」には珍しく残念な終わりなのです。
バカバカしい内容でありながら、国の状態と照らし合わせるとなぜか一致してしまう。さらに小さいところでも自分の中身を考えると。。。
笑ってすませればいいですが、本当に大丈夫?っていうことも思ったり思わなかったり。皆さんは大丈夫ですか?

別に今の日本の政治の状況を反映してるわけではないですが、自分の奥底にあるなにかモヤモヤしたものに気づくかもしれません。
そんなことも笑い飛ばせるような余裕のあるオトナになりたいものですね。

2018年11月3日土曜日

絵本カフェholoholoライブ「音の小箱」

平成最後の11月1日、前から行きたかった絵本カフェholoholoでライブでした。
来ていただいた皆さま、ほんとうにありがとうございました。

絵本カフェというだけあって絵本がいっぱいあります。でも子供向けの店というわけではないようです。ここのライブは結構興味深い人が出てるので、ちょっとした憧れでした。初めての来店が自分のライブってちょっと感動ですよ。
 一緒にライブをしたのは杉山さん。お店との折衝なども全部やっていただきました。ほんと感謝してます。

楽器はスコティッシュ・スモールパイプ。ふいごで空気を送るタイプのバグパイプです。イーリアンパイプとよく似ていますね。音が大きいです。
杉山さんは、普段は、もっと大きい音の出るハイランドパイプというのを吹いています。前に近鉄百貨店の英国フェアで見ましたが、かなりの腕前です。

1年ぐらい前から共演の機会を狙ってました。でも音量の関係でハイランドパイプとギターっていうのは無理やな、となったのです。そこで「スコティッシュ・スモールパイプもあるよ」と楽器を紹介してもらったので、それに変更してもらいました。それでも音量の差は大きく、僕がアンプを使うことにしました。なんとかバランスはとれてたかなと思います。

でも今回苦労したのは、スコティッシュ・スモールパイプの音程。低いところの音は大丈夫なのですが、高い音がどうしても低くなりがちです。セロテープで穴を半分ふさいだりして音程を調整します。
でも、これってスコティッシュ・スモールパイプだけで弾くとそんなに気にならないんですよね。ギターが入って同じ高さの音が聴こえると、その音程差がわかってしまいます。
ちょっと間違えると「僕、いらんのとちゃう?」ってことになりかねないので、こちらの存在感も示しつつ相手を持ち上げる、ということを考えました。僕が高い音を使わなければいいのです。なのでローポジションのコードばかりで弾いて、音の少ないところと多いところを対比させたりしました。
まあ、うまくいったんとちゃうかな、と思っています。

前半で杉山さんのソロ、後半で僕のソロがそれぞれありました。
杉山さんは何曲かをメドレーにして弾いていました。これ全部憶えていて、その場でくっつけることができるんですね。僕も即興でできるようになりたいよな。

僕のソロはルネサンスギターです。
1550年代の曲、モレイユの「Conte Clare」とル・ロワ「CHANSON」の2曲弾きました。曲終わりで、杉山さんの師匠(スコットランド人かな?)から「ナイス!」と言われました。ちょっと嬉しい。
そういえば、ルネサンスギターは高めの音を使うのに、こっちの音はスコティッシュ・スモールパイプと合わせてもなんの問題もなかったのでした。不思議。
緊張しないようにと、開演前に鬼ころしを2パック注入したので、昨日(11/2)は1日中胃の調子が悪かったよ。気をつけよう。

(写真はお客さんの山田さんと尾松さんのツイッターからお借りしています)