中世リュートを持っているのです。中世いうても15世紀モデルなんでルネサンスのちょい手前な感じ。
ちょうど大阪に住みだした頃に買いました。
中世の音楽は昔から聴いているけど、その頃の音楽の楽譜を売っているのをほとんど見ないし、印刷のない時代だから当然手で書いた本なのだろう、と漠然と思ってたんですよね。
数年前に、即興の団体でちょっと弾いていたことがありました。ダンサーチームと音楽チームがあって、楽譜を使わずに即興でやるのだけど、中世リュートを持って行ったら結構受けた。でも、どんな音楽をやる楽器なのか知ってる人はいなかったのよね。それからすぐ、その団体は音楽チームがなくなった。ちょっと残念。
それからしばらく中世リュートは使わなかったけど、去年の「みつカネかい?のクリスマスかい?」の朗読イベント「もろびとこぞりな祭(さい)」で使う機会が。
「灰かぶりのマーラ」というお話で、マケドニアの民話だということだったので、中世の時代にオリエントから伝わったといわれているリュートがぴったりやろう、と。
今年は年始から中世リュートを出動させました。
中世もろもろの初心者講習のあと、「アルスノヴァ読譜」の講習を受け、最終日には、そこで読んだ楽譜を弾いてみよう、ということなのです。当然、中世リュートを鳥の羽で弾きました。
ちょっと音程が悪かったので、3コース、4コースの弦を張り替えて心機一転。
いつでも使えるぞ!
この2ヶ月でこんなに使い道があるなんて!
買ってから7〜8年寝かせたことになるけど、買っといてよかったな。
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