2019年7月5日金曜日

アンサンブル・オルガヌム

5月ぐらいから精神的に調子を崩していたんですが、だんだん戻ってきたかな。
調子悪かったときはあんまりCDも聴いていなかったのですが、ちょっと調子よくなってきたあたりから単旋律LOVE!になってまして、それならアンサンブル・オルガヌムですよね。

持ってるCDを順番に聴いています。
まずは、これ。

「シトー修道会の聖歌」
グレゴリオ聖歌なんて流行っているものをこのグループが録音するはずがありません。でも、他の聖歌は録音してるんです。これも、その一つ。
シトー修道会が11世紀に自分たちで改竄、または新しく作ったという、グレゴリオ聖歌とは違うものです。
西洋音楽の原点って実はこういう音響やったのか、と思わせてくれる。「癒し」を求める人にはちょっと厳しすぎるかもしれませんが、僕は聴いていて心地いいですな。最近の一番のお気に入り。




「ノートルダム生母聖誕祭ミサ曲」

13世紀のノートルダム楽派の生母聖誕祭のミサ曲です。最近買ったディスク。
あんまり詳しいことはわからないのですが、ノートルダム楽派の音楽です。
12〜13世紀、ペロタンとレオナンが有名ですが、ミニマルミュージック的な感じのする音楽だと思っていたけど、このディスクはそうでもない。音価のモードに当てはまらない感じ。いろいろあるんやな。









「 コンポステラ」

カリクストゥス写本から。12世紀。
サンティアゴ・デ・コンポステラへの巡礼の案内書であって、曲も収録されている。写本をダウンロードしたけど見ても読めない。音の高低は書いてあるけど、どれだけの長さかはわからない。このへん、好みなんやけど誰か教えてくれへんかな。

このディスク聴いてるとよく眠れそうな気がする。










「ミサ パンジェリングヮ(ジョスカン・デ・プレ)」

もうルネサンスです。ジョスカン・デ・プレ作曲のミサ曲。これは、アンサンブル・オルガヌムと双璧をなす変態コーラスグループ、クレマン・ジャヌカン・アンサンブルと合同で録音されています。フランスの合唱グループってどれも個性的。
ルネサンスのはずなんですが、なぜか中世っぽい単旋律の部分が結構長く録音されていて、それと多声のルネサンス的な部分が対照をなすいい録音です。ジョスカンの時代はまだ半分中世だよ、ということやろか。




「レクイエム(オケゲム)」

これはルネサンスの初めごろ。オケゲムはデュファイより10歳ぐらい若いのよね。デュファイとジョスカンの間をつなぐ、なんてよく言われますよね。
おっさん歌唱の間にボーイソプラノが登場します。なんでこんなことするのかな。やばいやんか。泣いてしまうやんか。






「ノートルダムミサ(ギョーム・ド・マショー)」

このディスクは中古CD屋に売ってしまった。あー、売るんじゃなかった。マショーのノートルダムミサは、アンサンブル・ジル・バンショワ盤とディアボルスインムジカ盤の2枚を持っていて、聴けるといえば聴けるんですが、やっぱりお経みたいなアンサンブル・オルガヌム盤も聴きたい。
あの地鳴りのような低音を聴きたいのです。
中古CD屋で買い直そうかな。今、お金ないしな。。。




こう見るとアンサンブル・オルガヌム、結構買ってますね。あと持ってて紹介していないやつが2枚ほど、売ってしまったものも数枚あったはず。買った当時はピンときていないことが多かったけど、今は情報がありますからね。あとで勉強してなんとか追いつけるんですよ。いい時代になりました。

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