女の人ってなんで習い事をいっぱいやるんやろ?と思ってた。一度にそんなに多くのことを上手くできるようにはならないのに、と。
最近、考えが変わってきた。習い事が複数あるということは自分の仕事以外に趣味が多いということ。どれか1つがずば抜けてできなくても同時にいろんなことができるのは、実は「豊か」だということなのではないのか。
会社一筋の人は逆に男が多いみたい。会社に入って、その会社がやっている事業に関連のあることや経済のこと、これらに詳しいのはやはり男。でもそれ以外のことは全然知らない。趣味と言ったらゴルフ。まあ、最近は変わってきているのかもしれないですが。
僕は中学時代から弦楽器(弓を使わない方)をやってきた。初めは家にあったウクレレ。次にギター。社会人になってからはリュート。どれも弾き方は似ているし、方向は同じの楽器のような気がする。
それでも弾く音楽は違うのだから、いろんなことを調べなきゃいけない。調べてたら同時にそれ以外の他のことも知るようになってくる。他のことをなんとなく知るようになると、音楽と全然関係ないと思ってたことも、実は関連があることを発見したり、いろんなことが結びついてきて、すべて理解できた!というような体験をすることがある。実際には「すべて理解」ではないのですけど、そのときはそう思う。
これは「豊か」な経験なのだ、と思う。僕はこれがギターを数十年やって、やっと発見したのです。
女の人は、そのことを無意識にわかっているのではないかな、と思うようになってきた。
もともと「豊か」な存在なのですね。女の人は。リスペクトします。
ときは21世紀。しかし400年ほど前の音楽を愛する人達がいます。今のクラシック音楽の祖先であり、生命感にあふれ生き生きとしていた頃の音楽。それにからめて演劇や美術や面白いものを書いていきたいと思います。
2017年2月17日金曜日
2017年2月15日水曜日
いい音楽は。。。
「いい音楽というのは裏の情報が豊かなんですよね。その音楽が生まれたバックボーンやルーツを、この年になるとより一層強く感じるようになる。自分のオリジナルなんてどうでもいいと思うほどに。だから古い曲をカバーするのが好きなんです。知ってもらいたいんです、こんなにいい曲があるんだよって。」
細野晴臣のインタビューで言ってた言葉。
「いい音楽ってのは裏の情報が豊か」っていうのは本当によくわかるな。その人の音楽からは直接はわからなくても、そういう匂いがあると「いい」と思う。
昔の音楽を調べていると、新曲なんか作らなくてもいいやん、って思うことがよくある。いい音楽は腐るほどあるし、それが発酵して違う旨味を出しているものもすでにある。
ブログに自分の練習した内容をあげている人がよくいる。そんなの読んで人が面白いん?と懐疑的だった。下手に出て控えめに書いているけど、読む方はそうじゃなくて、なんで練習の多さや内容をそんなに自慢すんの?自分はそれを言うことによってちょっと上に出てるんやろ?って思ったり。
でも、こういうこと(いい音楽は裏の情報が豊か)を考えてみるとそれもわかる気がするな。自分はその世界ではまだまだヒヨッコで、昔の楽譜や録音からこうした方が面白いとわかってきた、嬉しい!、みたいなね。それをみんなも知ってほしい、という事ね。
そう、単純に嬉しいんですよね。昔の音楽を調べると。いや、音楽だけでなく他のこともたぶん同じだろう。
それを人に伝えたくなっちゃう。でも、それをグッとこらえて素知らぬふりしとくのがカッコイイなー、と思いたい自分もここにいるのですが。
昔のことを基準にしない人もいるけど僕は信用できないな。
でも、まあ、昔のことを調べるのはほんと面白いんですよ。大抵のことは昔に一度考え抜かれて答えをだしている。その答えが現在に通用するかどうかはわからないけど、こうやって考えた、という道筋もわかる。もう一度自分でやってみることもできるわけです。
皆さんもやってみたらいいですよ。
皆さんもやってみたらいいですよ。
2017年2月6日月曜日
1965年
1月はこのブログの名前のとおり古楽の話題だけでしたね。僕ってそんなことできるんや、ってちょっと感動してます。古楽って面白いですよね。リュートと合唱の周辺しか聴いていませんがクラシックと違うところが結構ある。即興的なところもあるし、ライブはなかなか面白いもんです。
2月に入って節分のバイトに行きました。それでちょっと懐があったかくなりました。あったかくなったらする事といえば、CD購入でしょう。
今回は2枚。古楽とはちょっと違いますが、1枚目はもうポピュラー界の古楽になってるボブ・ディランの「HIGHWAY 61 REVISITED」。「追憶のハイウェイ」と日本では呼ばれてます。1965年にリリース。
このCD、実は昔に買ってたのですが、ちょっと懐がやばいときに売ってしまってました。そのときはあんまり好きなCDではなかったんでしょうな。でも聴き返すといい内容ですね。オープニングの「Like A Rolling Stone」にはシビれます。何回も聴いてるんですけどねー。やっぱりいい曲。高飛車な(?)上流階級の(?)女が落ちぶれていく様を歌っている。どんな歌詞やねん。落ちぶれて「どんな気がする?」と聞いている。
ノーベル文学賞とってどんな気がする?
貰った本人は結構困ってたみたいやな。ボブ・ディランというキャラクターとしてどう対応するか、ってね。「行けたら行くわ」って言ってた授賞式も欠席。「先約があるんで」って。かっこよすぎるわ。
このCDだけではないけどブルース色が濃い。バックにマイク・ブルームフィールド、アル・クーパーなど有名人多し。今までのフォークとはちょっと変わってきた感じがある。このディスクの前に「BRINGING IT ALL BACK HOME」が出てるけど、それくらいからドラムとベースが導入されてフォークロックと呼ばれ始めてた。音がロックよりになってきている。ビートルズの「ラバーソウル」が同年のリリース。音楽界は明らかに今までとは違ってきている、という空気だったのだろう。1965年は昭和40年。日本では朝永振一郎がノーベル物理学賞、ビール一杯120円、ハガキは5円、オバQが流行って、アメリカはベトナム戦争に突入という時代。
久しぶりに聴いたけどいい曲多い。最後の2曲「JUST LIKE TOM THUMB'S BLUES」「DESOLATION ROW」は名曲。こういうのが昔はわからなかったのかな。
同じ年(1965年)でブルースといえば、マディ・ウォーターズの「THE REAL FOLK BLUES」がリリースされてたらしい。たまたま買った2つのCDが1965年作。
マディ・ウォーターズは買ったの初めて。名前は存じ上げていたのですけど。
なかなかのおっさんブルースっぷりです。ブルースマンらしく鼻の穴から左右に広がっていくヒゲなどグッときますねえ。スケベっぷりがわかるようなジャケットです。
若いときの写真ってないのかな。このCDのジャケットは若いときなのかな?あ、1913年生まれやから、1965年ではもう52歳か!そら、おっさんやな。僕が悪かったよ。
このおっさん、シカゴブルースの親分として有名。「シカゴブルースの父」とかいわれてる。1950年代に南部から黒人がシカゴに移住したことで、シカゴでブルースが流行った。シカゴということでブルースも都会的になった。エレキが導入され、バンド形式になったのもここシカゴだという。ロックのミュージシャンが敬愛するのもわかる。グラミー賞は6回も受賞したらしい。
シカゴブルースではスター的な活躍なのですが、都会的とはいえ、歌はやっぱり泥臭くて素敵。マディウオーター(泥水)というぐらいやし。ギターも上手いぞ。
憂歌団がやってた「Rollin' and Tumblin'」も入ってる。この人の曲だったのか。このアルバムは1947年から1964年までの作品を寄せ集めたもの。アコースティックな音が中心やけど、デルタブルース時代からみると聴きやすくなってる。僕ら日本人がよく知ってるブルースってこんな感じかな。(港町ブルースとか夜霧のブルースとかは違う系譜の日本製ブルースですよ。おまちがえなく。)
1965年、この2枚が同時期に出ていたのは何だか信じられないな。マディはもっと昔に思うし、ディランはもっと新しいような気がする。
2月に入って節分のバイトに行きました。それでちょっと懐があったかくなりました。あったかくなったらする事といえば、CD購入でしょう。
今回は2枚。古楽とはちょっと違いますが、1枚目はもうポピュラー界の古楽になってるボブ・ディランの「HIGHWAY 61 REVISITED」。「追憶のハイウェイ」と日本では呼ばれてます。1965年にリリース。
このCD、実は昔に買ってたのですが、ちょっと懐がやばいときに売ってしまってました。そのときはあんまり好きなCDではなかったんでしょうな。でも聴き返すといい内容ですね。オープニングの「Like A Rolling Stone」にはシビれます。何回も聴いてるんですけどねー。やっぱりいい曲。高飛車な(?)上流階級の(?)女が落ちぶれていく様を歌っている。どんな歌詞やねん。落ちぶれて「どんな気がする?」と聞いている。
ノーベル文学賞とってどんな気がする?
貰った本人は結構困ってたみたいやな。ボブ・ディランというキャラクターとしてどう対応するか、ってね。「行けたら行くわ」って言ってた授賞式も欠席。「先約があるんで」って。かっこよすぎるわ。
このCDだけではないけどブルース色が濃い。バックにマイク・ブルームフィールド、アル・クーパーなど有名人多し。今までのフォークとはちょっと変わってきた感じがある。このディスクの前に「BRINGING IT ALL BACK HOME」が出てるけど、それくらいからドラムとベースが導入されてフォークロックと呼ばれ始めてた。音がロックよりになってきている。ビートルズの「ラバーソウル」が同年のリリース。音楽界は明らかに今までとは違ってきている、という空気だったのだろう。1965年は昭和40年。日本では朝永振一郎がノーベル物理学賞、ビール一杯120円、ハガキは5円、オバQが流行って、アメリカはベトナム戦争に突入という時代。
久しぶりに聴いたけどいい曲多い。最後の2曲「JUST LIKE TOM THUMB'S BLUES」「DESOLATION ROW」は名曲。こういうのが昔はわからなかったのかな。
同じ年(1965年)でブルースといえば、マディ・ウォーターズの「THE REAL FOLK BLUES」がリリースされてたらしい。たまたま買った2つのCDが1965年作。
マディ・ウォーターズは買ったの初めて。名前は存じ上げていたのですけど。
なかなかのおっさんブルースっぷりです。ブルースマンらしく鼻の穴から左右に広がっていくヒゲなどグッときますねえ。スケベっぷりがわかるようなジャケットです。
若いときの写真ってないのかな。このCDのジャケットは若いときなのかな?あ、1913年生まれやから、1965年ではもう52歳か!そら、おっさんやな。僕が悪かったよ。
このおっさん、シカゴブルースの親分として有名。「シカゴブルースの父」とかいわれてる。1950年代に南部から黒人がシカゴに移住したことで、シカゴでブルースが流行った。シカゴということでブルースも都会的になった。エレキが導入され、バンド形式になったのもここシカゴだという。ロックのミュージシャンが敬愛するのもわかる。グラミー賞は6回も受賞したらしい。
シカゴブルースではスター的な活躍なのですが、都会的とはいえ、歌はやっぱり泥臭くて素敵。マディウオーター(泥水)というぐらいやし。ギターも上手いぞ。
憂歌団がやってた「Rollin' and Tumblin'」も入ってる。この人の曲だったのか。このアルバムは1947年から1964年までの作品を寄せ集めたもの。アコースティックな音が中心やけど、デルタブルース時代からみると聴きやすくなってる。僕ら日本人がよく知ってるブルースってこんな感じかな。(港町ブルースとか夜霧のブルースとかは違う系譜の日本製ブルースですよ。おまちがえなく。)
1965年、この2枚が同時期に出ていたのは何だか信じられないな。マディはもっと昔に思うし、ディランはもっと新しいような気がする。
2017年1月23日月曜日
ファクシミリ
去年からイギリスのリュート曲に夢中。ちょうどシェイクスピアが生きてた頃のリュート曲。
というのも楽譜あさりが面白い。クラシックギターをやっていたときはあんまり意識しなかったけど、オリジナル楽譜ってのがあるんですね。それは作曲者が初めに出版した楽譜だとか、作曲者が書いた自筆譜とか。あとの時代に誰かが編集していない版がファクシミリで出版されたりしています。
曲を弾く時は第一次資料であるオリジナル楽譜をみときなさいよ、ってことが古楽界では一般的。それを知らないと恥をかくことになるかもよ。ぶるぶる。
弾きたい曲があって、その楽譜を持ってないときにネットで探す。根気が要りますが、出てきますね。
僕が学生時代に習っていたギターの先生は、ヴァイスの曲を弾きたくて、ヨーロッパの図書館(どこか忘れた)に連絡をとったらマイクロフィルムで送ってくれたそうです。図書館は誰にでも門戸を開いていると、先生は感激してましたよ。(それからが大変だった、っていつも言ってました。)
それが今、図書館が持っている蔵書をデータ化(PDFなど)しているのが、簡単に手に入るようになっているのですよ!
僕がやってるルネサンスリュートの世界では、最初の出版譜とともに、作曲者が弟子に教えた時に弟子が持っていた自筆譜(作曲者ではないみたい)もある。そんなものまでデータで手に入る。いい時代ですね。
で、ネットをいろいろ調べたり、友達に教えてもらったりして手に入れました。
「ML Lute Book」と「Margaret Board Lute Book」です。どちらもルネサンスリュートにとっては大事な写本です。

ML Lute Bookより
「John Come Kiss Me Now/作者不詳」
Margaret Board Lute Bookより
「Solus cum sola/ジョン・ダウランド」
Margaret Board Lute Bookより
「Lachrime/ジョン・ダウランド」
手に入れたのはいいのですが、有名な写本ってことだけしか僕にはわかりません。わからないのに講習会に持っていって弾くなよ、って怒られそうですが。。。
どちらも手で書いたリュートのタブタチュア譜です。もう見ているだけでよだれが。。。
Margaret Board Lute Bookには、なんとダウランド本人の筆跡と思われる箇所もあるそうです。
この写本に関わった人物の名前は伝わっています。
John SturtさんとMargaret Boardさん。
Johnさんは作曲家かな?Margaret Board Lute Bookに確か名前が載っている。Margaretさんはダウランドの弟子???
あと「The Folger 'Dowland' Manuscript」も欲しいんだよなー。なんとなくホームページは見つかったのですが、そこから探す方法がわからない。
やっぱり出版されてるのを買おうかなー。英国リュート協会から出てるんよね、たしか。
というのも楽譜あさりが面白い。クラシックギターをやっていたときはあんまり意識しなかったけど、オリジナル楽譜ってのがあるんですね。それは作曲者が初めに出版した楽譜だとか、作曲者が書いた自筆譜とか。あとの時代に誰かが編集していない版がファクシミリで出版されたりしています。
曲を弾く時は第一次資料であるオリジナル楽譜をみときなさいよ、ってことが古楽界では一般的。それを知らないと恥をかくことになるかもよ。ぶるぶる。
弾きたい曲があって、その楽譜を持ってないときにネットで探す。根気が要りますが、出てきますね。
僕が学生時代に習っていたギターの先生は、ヴァイスの曲を弾きたくて、ヨーロッパの図書館(どこか忘れた)に連絡をとったらマイクロフィルムで送ってくれたそうです。図書館は誰にでも門戸を開いていると、先生は感激してましたよ。(それからが大変だった、っていつも言ってました。)
それが今、図書館が持っている蔵書をデータ化(PDFなど)しているのが、簡単に手に入るようになっているのですよ!
僕がやってるルネサンスリュートの世界では、最初の出版譜とともに、作曲者が弟子に教えた時に弟子が持っていた自筆譜(作曲者ではないみたい)もある。そんなものまでデータで手に入る。いい時代ですね。
で、ネットをいろいろ調べたり、友達に教えてもらったりして手に入れました。
「ML Lute Book」と「Margaret Board Lute Book」です。どちらもルネサンスリュートにとっては大事な写本です。

ML Lute Bookより
「John Come Kiss Me Now/作者不詳」
Margaret Board Lute Bookより
「Solus cum sola/ジョン・ダウランド」
Margaret Board Lute Bookより
「Lachrime/ジョン・ダウランド」
手に入れたのはいいのですが、有名な写本ってことだけしか僕にはわかりません。わからないのに講習会に持っていって弾くなよ、って怒られそうですが。。。
どちらも手で書いたリュートのタブタチュア譜です。もう見ているだけでよだれが。。。
Margaret Board Lute Bookには、なんとダウランド本人の筆跡と思われる箇所もあるそうです。
この写本に関わった人物の名前は伝わっています。
John SturtさんとMargaret Boardさん。
Johnさんは作曲家かな?Margaret Board Lute Bookに確か名前が載っている。Margaretさんはダウランドの弟子???
あと「The Folger 'Dowland' Manuscript」も欲しいんだよなー。なんとなくホームページは見つかったのですが、そこから探す方法がわからない。
やっぱり出版されてるのを買おうかなー。英国リュート協会から出てるんよね、たしか。
2017年1月13日金曜日
マドリガーレ
なんかとっつきにくそうなイメージのあるマドリガーレ。中世のじゃなくて、後期ルネサンス期に発達した基本的に合唱なんですが、割とややこしい感じ。でも数年前から積極的に聴いています。

前にもブログで書いた、ラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレの演奏するマレンツィオの5声のマドリガーレ第1集を買ったあたりから、割といいなと思い始めました。
(写真左 マドリガーレ第1集/マレンツィオ)
それまでも買ってなかったことはないのですが、モンテヴェルディのマドリガーレ集ぐらいかな。コンチェルト・イタリアーノの演奏のものから、途中からラ・ヴェネクシアーナのやつを順番に揃えるでもなく、適当に選んで買ってた。2、4、5、6、8集とルーリーの抜粋版を持ってる。第8集(1638年出版)ぐらいになると合唱部分が少なくなってソロの部分がやたら長かったりするし、泣かせのメロディだったり、いろいろと変わってきたのがわかる。
今、飛ぶ鳥も落とす勢いの人気グループ、ラ・ヴェネクシアーナはもともとコンチェルト・イタリアーノにいた人達だったそうな。リーダーのアレッサンドリーニと喧嘩したのか暖簾分けかは知らないけど、クラウディオ・カヴィーナを中心にした合唱中心のグループとして成功している。
(写真右 マドリガーレ第8集/モンテヴェルディ)
で、今回買ったのは次の2枚。
「マドリガーレ第3集」
(ジェズアルド)
ラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレ
「マドリガーレ第5集」
(マレンツィオ)
ラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレ
どれもスペインのグロッサというレーベルから出ている。
昔、リュートを弾き始めた頃(1996年ぐらい)にホセ・ミゲル・モレーノのリュートやギターやヴィウエラのディスクを買いあさっていたな。もう今はあんまり聴かないけど。それもこのグロッサレーベル。このレーベル、結構気に入ってます。
ラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレは、コンチェルト・イタリアーノとラ・ヴェネクシアーナで活躍した精鋭メンバーとのこと。2008年から活動している。ほんとに最近のグループ。
ジェズアルドはイタリアの貴族で、嫁さんの浮気現場に乗り込んで二人とも殺したという事件で有名。もともと鬱気質で暗い感じの人だったという。そういう人だからなのか、音楽は美しい。輝かしいハーモニーも次の瞬間には消され暗い闇に落ち込んでしまう、でもそれゆえに輝きが美しく感じられる。ダウランドもそんな感じがするけど、ちょっと印象が違うかな。
一方、マレンツィオは華やか。後期ルネサンスの最後の輝きか。当時は非常に人気のあった作曲家だったらしい。これもジェズアルドに負けず綺麗な音楽。
第1集に入っている「Liquid Pearl」という曲、テルツィがリュートタブラチュアにおこしたものを持ってるけどまったく歯が立たない。一度弾いてみたいけど2重奏やしな。誰かやらんかな。
マレンツィオが亡くなって11年後の1610年にはモンテヴェルディのヴェスプロが出版される。もうバロック初期の時代。
こう見ると、昔の音楽の流行りも今と同じように速かったみたい。

前にもブログで書いた、ラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレの演奏するマレンツィオの5声のマドリガーレ第1集を買ったあたりから、割といいなと思い始めました。
(写真左 マドリガーレ第1集/マレンツィオ)
それまでも買ってなかったことはないのですが、モンテヴェルディのマドリガーレ集ぐらいかな。コンチェルト・イタリアーノの演奏のものから、途中からラ・ヴェネクシアーナのやつを順番に揃えるでもなく、適当に選んで買ってた。2、4、5、6、8集とルーリーの抜粋版を持ってる。第8集(1638年出版)ぐらいになると合唱部分が少なくなってソロの部分がやたら長かったりするし、泣かせのメロディだったり、いろいろと変わってきたのがわかる。
今、飛ぶ鳥も落とす勢いの人気グループ、ラ・ヴェネクシアーナはもともとコンチェルト・イタリアーノにいた人達だったそうな。リーダーのアレッサンドリーニと喧嘩したのか暖簾分けかは知らないけど、クラウディオ・カヴィーナを中心にした合唱中心のグループとして成功している。
(写真右 マドリガーレ第8集/モンテヴェルディ)
で、今回買ったのは次の2枚。
「マドリガーレ第3集」
(ジェズアルド)
ラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレ
「マドリガーレ第5集」
(マレンツィオ)
ラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレ
どれもスペインのグロッサというレーベルから出ている。
昔、リュートを弾き始めた頃(1996年ぐらい)にホセ・ミゲル・モレーノのリュートやギターやヴィウエラのディスクを買いあさっていたな。もう今はあんまり聴かないけど。それもこのグロッサレーベル。このレーベル、結構気に入ってます。
ラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレは、コンチェルト・イタリアーノとラ・ヴェネクシアーナで活躍した精鋭メンバーとのこと。2008年から活動している。ほんとに最近のグループ。
ジェズアルドはイタリアの貴族で、嫁さんの浮気現場に乗り込んで二人とも殺したという事件で有名。もともと鬱気質で暗い感じの人だったという。そういう人だからなのか、音楽は美しい。輝かしいハーモニーも次の瞬間には消され暗い闇に落ち込んでしまう、でもそれゆえに輝きが美しく感じられる。ダウランドもそんな感じがするけど、ちょっと印象が違うかな。
一方、マレンツィオは華やか。後期ルネサンスの最後の輝きか。当時は非常に人気のあった作曲家だったらしい。これもジェズアルドに負けず綺麗な音楽。
第1集に入っている「Liquid Pearl」という曲、テルツィがリュートタブラチュアにおこしたものを持ってるけどまったく歯が立たない。一度弾いてみたいけど2重奏やしな。誰かやらんかな。
マレンツィオが亡くなって11年後の1610年にはモンテヴェルディのヴェスプロが出版される。もうバロック初期の時代。
こう見ると、昔の音楽の流行りも今と同じように速かったみたい。
2017年1月10日火曜日
古楽講習会 in 神戸
年始にはおなじみ、太郎さんの古楽講習会に行ってきました。今回は「舞曲」を中心に。
会場は珍しく神戸。神戸といっても神戸駅よりさらに西に行った兵庫駅からすぐ近くの兵庫勤労市民センター。
昔、この近所に住んでいた。まわりに居酒屋が多く、柳原えびす神社も近くにある。9日は宵えびすということで、人でごった返していましたよ。
今回はダンス講師として谷田さんを迎えて、ルネサンスダンスのステップを幾つか教えて貰った。踊るのは苦手だが、やってみると感覚がわかるね。
普通は男女ペアでやることが多く、お互いをアピールしあったりする。そのときに、この人は相手を気遣える人や、とか、こいつはそっけないやつや、みたいに相手がどんな人なのかが分かったという。
谷田さんはピアノやチェンバロも弾いていて、音楽とダンスの両方に通じているとの事。太郎先生のいう事をさらりとやって見せてくれる。
音楽の個人レッスンでは講習生の舞曲にダンスを即興でつけてくれるので、どのように音楽をとらえて踊るのかが目で見てわかった。
何がわかったのかはっきりいえないけど、ダンスを見る前と見た後で楽器の弾き方が変わるぐらい、いろんな事がわかってくる。
もっと大きなフレーズ単位で弾いてみると案外まとまったり、弾いているこちらも乗せられてしまったり。
今のダンスのレッスンはCDやテープをかけてやるので、同じぐらいのテンポにしないと踊れない人もいるみたい。でも昔はCDなんてないから生身のミュージシャンを呼んできて踊るから、お互いがうまくできるようにテンポやノリなどを瞬時に調整してたという。これってコミュニケーションっていいますね。
今回のテーマは舞曲ですが、裏に隠されている大事なテーマであったと思います。
あと、楽器のセッションの時間には大物ゲストが2人も来ていました。
クラシックギターの増井さん、古典フルートの長谷場さん。増井さんはなんとパノルモ持参。(パノルモというのは19世紀ギターの名器)
打ち上げでいい話をしてくれました。
・いいギター(当然値段は高い)を持つのはいいことだ
・自分のレベルより上の楽器を持つとよい
・いいギターは自分の不調のときに助けてくれる
・人から教えられないものを楽器から教わる
など。
こちらは楽器とのコミュニケーションのお話でした。
いつものことながら講習会やその後の宴会では、いろんなことを知ることができれば嬉しいし、でも自分が何も知らないことも同時にわかってくるので、謙虚でいる事も忘れないようにしようと思うのです。
楽しい1日でした。(写真撮るの忘れた。。。)
会場は珍しく神戸。神戸といっても神戸駅よりさらに西に行った兵庫駅からすぐ近くの兵庫勤労市民センター。
昔、この近所に住んでいた。まわりに居酒屋が多く、柳原えびす神社も近くにある。9日は宵えびすということで、人でごった返していましたよ。
今回はダンス講師として谷田さんを迎えて、ルネサンスダンスのステップを幾つか教えて貰った。踊るのは苦手だが、やってみると感覚がわかるね。
普通は男女ペアでやることが多く、お互いをアピールしあったりする。そのときに、この人は相手を気遣える人や、とか、こいつはそっけないやつや、みたいに相手がどんな人なのかが分かったという。
谷田さんはピアノやチェンバロも弾いていて、音楽とダンスの両方に通じているとの事。太郎先生のいう事をさらりとやって見せてくれる。
音楽の個人レッスンでは講習生の舞曲にダンスを即興でつけてくれるので、どのように音楽をとらえて踊るのかが目で見てわかった。
何がわかったのかはっきりいえないけど、ダンスを見る前と見た後で楽器の弾き方が変わるぐらい、いろんな事がわかってくる。
もっと大きなフレーズ単位で弾いてみると案外まとまったり、弾いているこちらも乗せられてしまったり。
今のダンスのレッスンはCDやテープをかけてやるので、同じぐらいのテンポにしないと踊れない人もいるみたい。でも昔はCDなんてないから生身のミュージシャンを呼んできて踊るから、お互いがうまくできるようにテンポやノリなどを瞬時に調整してたという。これってコミュニケーションっていいますね。
今回のテーマは舞曲ですが、裏に隠されている大事なテーマであったと思います。
あと、楽器のセッションの時間には大物ゲストが2人も来ていました。
クラシックギターの増井さん、古典フルートの長谷場さん。増井さんはなんとパノルモ持参。(パノルモというのは19世紀ギターの名器)
打ち上げでいい話をしてくれました。
・いいギター(当然値段は高い)を持つのはいいことだ
・自分のレベルより上の楽器を持つとよい
・いいギターは自分の不調のときに助けてくれる
・人から教えられないものを楽器から教わる
など。
こちらは楽器とのコミュニケーションのお話でした。
いつものことながら講習会やその後の宴会では、いろんなことを知ることができれば嬉しいし、でも自分が何も知らないことも同時にわかってくるので、謙虚でいる事も忘れないようにしようと思うのです。
楽しい1日でした。(写真撮るの忘れた。。。)
2017年1月8日日曜日
オケゲム
あけましておめでとうございまする。
あ、もう年が明けてだいぶ経つのですね。ようやっと重い腰を上げたところです。
といっても年始からよく飲みに行ってます。
3日は木津市場の「はっとりあん」で宴会。5日は去年に「物語の、うつわ」に出た人の宴会、7日は劇団超人予備校の「あしたは全力モンキー」の精算会&新年会。
もう、飲みすぎるわー。といいながら、今年はすでに2日も休肝日があったのですよ。飲みすぎた次の日は飲まないってことなんですよね。
久しぶりにCDを買いに行ってきました。
で、ゲットしたものは、
ロンドン中世アンサンブル「オケゲム世俗音楽全集」
(ディレクター:ピーター・デイヴィス/ティモシー・デイヴィス)
1981年録音。
このグループ、だいぶ前にデュファイの世俗音楽全集(5枚組)を買って、非常に良かったのです。
オケゲムはデュファイより10年後輩。どちらも15世紀の初期ルネサンスを代表する作曲家。15世紀から16世紀にかけてのルネサンス音楽は、まだ調性らしきものも出て来ないし、僕らがよく聴いているダウランドなどの時代の音楽とは違う。
ダウランド時代の音楽は楽譜を見るとなんとなく読めるが、この時代のは楽譜も読みにくい。というか、ちょっと勉強しないと読めないところが多い。
聴いた感じでは違和感はないけど、音楽的な習慣は全然違うんですね。
しかし、この「ロンドン中世アンサンブル」というグループ、ディレクターのピーター・デイヴィス/ティモシー・デイヴィス兄弟って知らんかったんやけど、今どうしてるのかな?全然名前を見ない。メンバーには今活躍している人の名前を見かけるのに。
過去の人になってしまっているのか?
録音を聴くかぎりでは、もっと聴きたい、と思わせるものばかりなのに。
オケゲムといえば、昔よく聴いた「レクイエム」(アンサンブル・オルガヌム)が有名盤ですね。
アンサンブル・オルガヌムはマルセル・ペレス率いるフランスの合唱グループ。誰でも知っているものには興味はないらしく、10世紀より前の聖歌をほじくり出して来て録音している。基本、男性歌手だけです。高い声部に少年を起用している。
このグループで有名なのはこの盤と、アンサンブル・クレマンジャヌカンと一緒に録音したジョスカンのミサ曲。キワモノの2グループが録音したことで有名です。
ロンドン中世アンサンブルと比べると個性的すぎますが、こちらも好きですね。
あ、もう年が明けてだいぶ経つのですね。ようやっと重い腰を上げたところです。
といっても年始からよく飲みに行ってます。
3日は木津市場の「はっとりあん」で宴会。5日は去年に「物語の、うつわ」に出た人の宴会、7日は劇団超人予備校の「あしたは全力モンキー」の精算会&新年会。
もう、飲みすぎるわー。といいながら、今年はすでに2日も休肝日があったのですよ。飲みすぎた次の日は飲まないってことなんですよね。
久しぶりにCDを買いに行ってきました。
で、ゲットしたものは、
ロンドン中世アンサンブル「オケゲム世俗音楽全集」
(ディレクター:ピーター・デイヴィス/ティモシー・デイヴィス)
1981年録音。
このグループ、だいぶ前にデュファイの世俗音楽全集(5枚組)を買って、非常に良かったのです。
オケゲムはデュファイより10年後輩。どちらも15世紀の初期ルネサンスを代表する作曲家。15世紀から16世紀にかけてのルネサンス音楽は、まだ調性らしきものも出て来ないし、僕らがよく聴いているダウランドなどの時代の音楽とは違う。
ダウランド時代の音楽は楽譜を見るとなんとなく読めるが、この時代のは楽譜も読みにくい。というか、ちょっと勉強しないと読めないところが多い。
聴いた感じでは違和感はないけど、音楽的な習慣は全然違うんですね。
しかし、この「ロンドン中世アンサンブル」というグループ、ディレクターのピーター・デイヴィス/ティモシー・デイヴィス兄弟って知らんかったんやけど、今どうしてるのかな?全然名前を見ない。メンバーには今活躍している人の名前を見かけるのに。
過去の人になってしまっているのか?
録音を聴くかぎりでは、もっと聴きたい、と思わせるものばかりなのに。
オケゲムといえば、昔よく聴いた「レクイエム」(アンサンブル・オルガヌム)が有名盤ですね。
アンサンブル・オルガヌムはマルセル・ペレス率いるフランスの合唱グループ。誰でも知っているものには興味はないらしく、10世紀より前の聖歌をほじくり出して来て録音している。基本、男性歌手だけです。高い声部に少年を起用している。
このグループで有名なのはこの盤と、アンサンブル・クレマンジャヌカンと一緒に録音したジョスカンのミサ曲。キワモノの2グループが録音したことで有名です。
ロンドン中世アンサンブルと比べると個性的すぎますが、こちらも好きですね。
登録:
投稿 (Atom)









