世良美術館の春のコンサートに行ってきました。
バロックヴァイオリンの大内山薫さんの企画で、プリンチピ・ヴェネツィアーニとしてのコンサートでした。
そうそう、去年の12月のプリンチピの本公演のプログラムで「大内山」を「小山内」と書いてしまってすみませんでした。ぱっと見はわからないんですがねー。僕の人生での凡ミストップ10に入る間違いでした。
午前中は、お子様同伴OKにしてたそうですが、発売直後に売り切れ。すごい人気ですよ。
子供がいるからコンサート行けない!っていう人の為の、それとこれから音楽を好きになるかもしれない子供の為のコンサート。
これは、僕は観てなくて、行ったのは午後からの大人向けのコンサートでした。
曲目は以下の通り。
「琴の調子を合わせ」/C.モンテヴェルディ
ソナタ第4番/B.マリーニ
「わたしの美しいアマリッリ」/C.カッチーニ
チャッコーナ/A.ピッチニーニ
チャッコーナ/T.メルラ
ソナタ第7番/G.B.フォンタナ
〜〜〜〜〜〜〜 休憩 〜〜〜〜〜〜〜〜
ソナタ第1番/D.カステッロ
カナリオス/G.カプスベルガー
「可愛いお嬢さん」/V.カレスターニ
ベルガマスカ/M.ウッチェリーニ
「渇く者はみな水に来たれ」/C.モンテヴェルディ
ソナタ第2番/G.B.フォンタナ
「もう耐えられない」/M.カッツァーティ
一部はいいんやけど、ちょっとヴァイオリンとコルネットがぎくしゃくしたところがあった。でも気にせずに順調に進む。
笠原さんのテオルボソロ、ピッチニーニのソロも結構いい出来。(後で全然あかんかったーって言ってたけど、気にならなかったな。)
凄かったのが休憩後の二部。
まず、カステッロのソナタのすごいこと!
そこから畳み掛けるように最後まで駆け抜けた。
こんなコンサートを聴きたかったのだ。
少人数だけれど、それだけに合わせやすいし冒険もできる。
ヴァイオリンとコルネットの掛け合いや二重奏がとても綺麗だったし、2人のやりとりも上岡龍太郎の名調子を聞いているように、どんどん曲に引き込まれる説得力のあるものでした。いや、誉めてるんですよ。
後で笠原さんは「いっぱい間違えたー」って言ってたけど、ヴァイオリンとコルネットをこんだけやる気にさせるってすごいなー。全然問題なかったですよ。
大内山さんのヴァイオリンがプリンチピの2人を本気にさせてるのか、それともプリンチピが大内山さんを本気にさせてるのか?
この組み合わせは3月のプリンチピ友の会のプライヴェートコンサートでも聴いたが、さらに良くなってる。
このレベルのコンサートをもっと聴きたい!
そういえば、久しぶりの古楽ネタでした。
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