劇団 The Stone Age ヘンドリックス第6回公演「ハローハローハロー」観ました。
千日前TORII HALLにて。
奥さんの13回忌に血のつながっていない娘に再婚を打ち明けるという話。
ひょんなことから父親と娘の人格が入れ替わり、親戚や友人から、昔のことや相手(父親や娘)の気持ちを知ることに。2人が入れ替わったことを知った、幽霊になっている奥さん(お母さん)は、なんとかして元にもどしてあげようと奮闘する。
指相撲のシーンはよかった。
1つ1つ今までの誤解をあやまっていく。その「ごめん」がいつの間にか「ありがとう」に変わっていく。それをそばで見守っている奥さん(お母さん)。
2人は大丈夫だと確信し、安心して帰っていく。
テレビのドラマでも何回かやってそうな、何でもない話。
でも笑い(ちょっと少なかったかな)と役者の上手さで、どんどん引き込まれていく。
いや、笑いどころか泣きっぱなしだった。
家族を作ることに失敗している自分にも、家族っていいな、と素直に思える話だった。
普通の劇団を初めて観た感じがする。
普通の人の、なんでもない物語。自分たちの悩みに対する少し優しい目。
あと、登場人物の名前がプログラムに書かれてあって有名人にしてある。
「矢野顕子」「篠原ともえ」「坂本美雨」「田渕ひさ子」ぐらいまでわかった。
アサダタイキさんはナンバーガールのファンなのかな?
書き忘れてたけど、オープニングの森世さん扮するブックオフ店員のラップと撮影会は面白かったな。
同時に、いつも観ている劇団「超人予備校」の特異さがわかった。
超人予備校は動物(干支)をテーマに持ってくる。動物の大変さや諦め感、やるせなさを笑いにしている。
去年の「骨せつサンバ」では、骨折した馬は安楽死させられるという事実を、肯定も否定もしない。また負け続けている競走馬が初めて勝った時の人間のブーイング。そんな、どうしようもない現実を描きながら笑いにもっていく。
神の目線なのか?それとも。。。
ということをミツルギさんにいうと「神ちゃうねん。だから超人やねん。」って。
そうそう、それを僕も思ってたんですけど、先に言われてしまった。
でもやっぱりそうやったんや。ちょっと嬉しかった。
Stone Ageがよかったなーということを書こうとして、超人予備校の話になってしまった。
まあ、贔屓の劇団なんで。
どちらも、劇場に行かないと観れませんよ。
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