今回はイギリスのバロック。バロックギターとイングリッシュギター。
いつものとおりバロックギターはラスゲアードが冴えまくっていました。でもキレキレにはせず、暖かさを持たしてる。もう聴くのは飽きた、って思うグリーンスリーブスも即興で生き返っていました。
それと、びっくりするくらいの美しさだったのがイングリッシュギター。CDでは聴いていたけど、近くで聴くとほんと可愛らしい。弦は金属なんだけど、暖かみのある音。欲しくなってくるな。
(写真はfacebookにあるカフェ・モンタージュ様のをお借りしています)
それと、先日注文しておいたCDが届きました。
デイヴィッド・マンロウ「MASS SE LA FACE AY PALE」と「宮廷の愛」。
これはかなり前にヴァージンから出ていた10枚シリーズのものを部分的にまとめたりして再発されたものです。前回には一部しか買っていなかったので、これの再発売は嬉しい。
「MASS SE LA FACE AY PALE」は「私の顔が青ざめているのは」というシャンソンを元にミサ曲にしたもので、初期ルネサンスの作曲者ギヨーム・デュファイの有名曲。これをある時ラジオで聴いて、モレーツにこのディスクが欲しくなりましたが、とき既に遅し。ヴァージンから出ていたものは手に入らなくなっていました。今回は前回よりも200円ほど安く設定されています。
「宮廷の愛」は中世からデュファイぐらいまでの時代の音楽。3枚組。これはまだ聴いていないけど楽しみ。
マンロウは70年代初めに、これら中世からルネサンスの楽譜の読み解きと楽器の復元、演奏に天才的な能力を発揮した。記譜法も現在とは違うし、使う楽器も違う。それらを録音してくれているのはなんという幸運だろうか。
どのディスクも40年以上経った今でも新鮮に響く。
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