今回はこれから古楽の泥沼にはまりそうな人をさらに泥沼にはまらせるべく企画されたのではないか???と疑われるような内容。とっても楽しい1日でした。
なんとなく、マギさんが弾くことになってるシンプソンの曲をみんなで弾いてみるところから始まりました。マギさんはまだ来てない時に。コード進行だけやったけどいい曲。そうこうするうちにレッスン始まりました。
1番目は山縣夫妻。リコーダーと通奏低音リュート。
奥さんがリコーダー。なかなかうまい。山縣氏は始め緊張してたのか、あんまりいいとこ見せられなかったけど、2回目ぐらいから「ああ、こう弾いてたんやな」と思える、すごくいいところが聴けました。選曲がいいのと、端正な弾き方で好感度アップを狙ってるな!
あ、作曲者忘れた。なんかあんまり知らないけどほんとにいい曲。後期に入る前のバロックって感じです。和声進行の妙味。
2番目はさかたにさん。
モダンギターでムダーラを弾く。なかなかいい感じ。半分ぐらいレッスンが終わったところで「じゃあ、ビウエラでやってみよう」って流れになり、「おぬし、罠にかかったなー」「あーれー」って心の中で言ったかどうかはわかりませんが、本人もまんざらではなさそう。ビウエラは初めてなのに、発音はかなり上手い。聞くところによると通奏低音も勉強してるとのこと。もう古楽から離れられないね。
こうなることは神様がプログラム済みなので、しばらく古楽にどっぷり浸かってみるがいいさ。あーっはっはっは。
(さかたにさん、すみません。でもクラシックギターと両立も可能だと思いますよ。)
3番目はワタクシ。
今回は今まで避けてきたイギリスもの。イタリア出身だけどイギリスのスパイをやってたというフェッラボスコの「パヴァーヌ」と作者不詳の「John come kiss me now」。難しいと思ってたけど案外弾けることがわかった。でも装飾いれるとかなりの難しさ。
でもがんばる!
4番目はマギさん。
今年1月に知り合って、8月のバナナ部ライブも観に来てもらった、ヴィオラ・ガンバを勉強する若者、ナイスガイです。曲はシンプソンのディヴィジョン・ヴィオリストから。自分で作った変奏も披露してくれた。書いてある変奏を感じを変えて弾くことを要求されてもついていく。見ていてかなり面白いレッスンでした。先生に言われたことが実現されていくのって気持ちいいんです。
5番目は横山さん。
東京からいつも大津くんだりまで、なぜか毎回受けに来ている美人リュート弾き語り。今回はロビンソンのリュート曲。やっぱり上手いし、いい音だしてる。でも先生は厳しく教える。愛情の籠った厳しさなんですね。
後半は、やっぱり歌を歌ってもらう。シェークスピアの劇中で使われていた曲と、もう一つはイタリアもの?
ほんとにいつも素晴らしいパフォーマンスです。太郎先生もリュート伴奏したくてたまらない感じでした。
楽器の写真を撮って、サイゼリア(ぱっとサイデリアではありません)で打ち上げ。
ここのワインはパック酒の鬼ころしより安いので有名。鬼のように飲み食いして帰りましたとさ。
先日はお世話になりました。モダンギターの さかたにです。
返信削除毎回なんですが僕にとっては皆さんの演奏にため息をつきつつも皆さんのレッスンから自分のこれからの演奏や練習のアイデア・方向性が得られるという刺激的な会です。
皆さん古楽愛があり、熱いですよね。
小松さんのリュート初めて聴けましたが、シャープだけど粒立ちの良い優しい音ですよね。(曲の息もつかせぬパッセージの連続はYouTubeの息継ぎなしのマンロウを思い出しました。)
山縣さんも優しい音で、いい意味で琵琶みたいな音です。両者とも個性的です。
立命ギター部恐るべし。
横山さんにしてもそうですがリュートって個性出やすいですかね?もちろん僕の主観です。
僕も修練して冒頭で「ビウエラの さかたにです。」といえるように頑張ります。
もう気づけば古楽という底なし沼に両足入ってしまいました。
今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
追伸;サイデリアといえば小林亜星って今どうしてるんだろう、と思いを馳せてしまいました。どーでもいいことですが。
さかたにさま、嬉しい書き込み、ありがとうございます。
返信削除さかたにさんのようにして古楽にのめり込んでいった人は少なくないと思います。いい仲間が増えて嬉しく思っています。
これからも、どうぞよろしくお願いします。
追伸:小林亜星って死んだんじゃなかったかな、と思って調べると、まだ生きてますね。