2016年11月3日木曜日

開演前音楽祭(その2)

えー。11月3日も出演させてもらいましたよ。超人予備校本公演「あしたは全力モンキー」の開演前音楽祭。
なんと、僕はバナナ部のくせにジャズです。僕個人はジャズ好きで、バナナ部相方の清家さんも割とジャズの曲を知ってます。いろいろ聴いてるんですが、やるのは初めて。バナナ部でもなんとなく「ジャズ」は取り入れようとしてたんですが、本物の「ジャズ」はできないので、ナンチャッテ的にやってました。あんまり分からなかったとオモイマスが。

で、ほんまにジャズシンガーとやる話がきたのです。はじめは断ろうか、と思いました。でも、せっかく言ってくれてるんやから、一回合わせて出来ないようやったら断ろうと思いました。
今回歌ってくださった仕田原さんは、去年7月のワンコインシアターに来てくれていて、なんとその時、僕は名刺を渡していたのです。なーんや、話したの初めてじゃなかったんやー、と思ったら、なんか出来るような気がしてきました。それで、今回の「仕田原美穂のジャジーな夕べ」になりました。

今日のセットリストと解説(?)です。
誰も求めてないかもしれませんが。

1、All of Me
この曲好きなんですよ。中学生の時にジャズを聴き始めました。その時に、「いつかやりたい!」と思ったことを覚えています。こんなに時が経ってから叶うことってあるんですね。これをできただけで今日満足です。

2、One Note Samba
カルロス・ジョビンといえば「イパネマの娘」ですが、それを選ばずにこれ、ってとこに仕田原さんのセンスを感じます。伴奏者からみると、「レ」の音を上に弾き続けながら、バスは半音で下がっていく、途中から「ソ」を上にバスは半音下降というオサレーなコード進行です。バナナ部でもボッサ風の曲はやっていまして、GONTITIの「Tiny Lips」ですね。覚えてますかー?

3、LOVE
ナタリーコールのお父さん、ナット・キング・コールが歌った名曲。ピアニストとして活動した50年代のあと、歌手として60年代にヒット曲がいっぱいありますねー。ジャズをベースにした歌謡曲っぽいところが好きです。

4、グレープフルーツムーン
今回で、唯一、僕の選曲です。トム・ウェイツが1973年のデビューアルバム「クロージングタイム」に最後の曲の前に収録されている。最後の曲(クロージングタイム)はインスト曲なのでボーカル曲としては最後を飾る曲かな。個人的にはスーマーさんの秀逸な日本語カバーが好き。冒頭ちょっと失敗しましたが、曲の好きさで乗り切ったと思います。

5、Fly Me to the Moon
誰が歌っていたのかはっきりしないけどスタンダード曲として有名。ボッサバージョンもよく聴く。ヘレンメリルの日本録音盤で前田憲男(渡辺貞夫がフルート!)と一緒に出したディスクがあるらしい。聴いてみたいな。

6、テネシーワルツ
ジャズというよりもアメリカの古い歌、と言った方がピンとくる。50年代にアメリカではパティ・ペイジが、日本では江利チエミが歌ってヒットしました。昭和歌謡的な感じが強い名曲です。僕が弾くと昭和感を漂わせられると思うのですがどうですかね。日本の戦前戦後のジャズ(洋楽)的な匂いも感じ取っていただけたらいいな、と思います。でも、この曲で大ミス、途中ギターソロ入れようとしてたのにボロボロ。ごめんなさーい。武道館コンサートの時のジョージハリスンみたいになってしまいました。
え?そんないいもんじゃないって?わかってますよ。
まあ、ここはセリフが入るとこなんで、わざわざギターソロにしなくてもよかったんかも。別のやり方もあったな。反省反省。
今日の僕はこんなモン、でも、あしたは全力モンキー、なのです!

7、モンキーマン
これは仕田原さんの旦那である森嶌正紀さん(今回、沙悟浄役で出てますね!)の選曲。レゲエです。トゥーツ&メイタルズの1970年の曲。ここ数年、レゲエを聴いてきたのにこれは知らなかった。名曲ですよ。森嶌さんはレゲエとかパンクとかハードコアとか、悪そうな音楽に精通している模様。そんな風に見えないのにね。レゲエをいろいろ教えてもらいました。ありがとー。

今回、仕田原さんのバックを務めるという大仕事、できたのかできなかったのか。できなかったとこの方がよく覚えているけど、うまくいったとこもある。
「あしたは全力モンキー」の尾松さん演じるハナちゃんにすごく感情移入してしまう。また、斎藤さんの猿回しの役も。
まあさっきも書きましたが、今日の僕はこんなモン、なのです。でもあしたは。。。!?



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